TOPPERS/PARKとは

TOPPERS/PARKは、パーティショニング機能を取り入れた高信頼システム対応リアルタイムオペレーティングシステムです。

TOPPERS/PARKは、平成22年度戦略的基盤技術高度化支援事業(中部経済産業局)「故障未然防衛機能を有した高信頼ソフトウェアプラットフォームの開発」の一環として、(株)ヴィッツが開発したものです。(株)ヴィッツは、TOPPERS/PARKを、「TOPPERS/PARK ~BCC Light~」の名称でオープンソースとして、無償公開物致します。無償公開物は、IEC 61508 SIL3 Capable RTOS のソースコード、Safety Concept ドキュメント、Safety Requirements Specification ドキュメント、TUV レポートなど、機能安全の製品認証に必要なドキュメントを含んでいます。

TOPPERS/PARKは、移動支援ロボット、介護ロボット、航空宇宙(飛行機、ロケット)等の高い信頼性が求められ、機能停止が許されない高信頼システムでの使用を想定したRTOSです。機能停止が許されない高信頼システムでは、信頼度の異なる複数のアプリケーションをお互い独立して実行する必要があります。そのため、TOPPERS/PARKでは、以下のパーティション機能をアプリケーションに提供し、各アプリケーションの独立性を実現します。

  • 「サービス保護」
  • 「システム(OS)状態保護」
  • 「時間保護」
  • 「メモリ保護」

安全性の高いシステムにおいてフェイルセーフによる安全確保を行う場合、機能安全規格 IEC 61508 では最も安全性の高いSIL4適応で二重化などの冗長化技術が必須です。これは単純にシステム構造が複雑化され、開発コストや部品コストが増加する要因となります。更に、自動車ではECU統合が注目されており、異なる安全性のコンポーネントを同じECUに搭載する際には最も安全性の高いレベルに合わせる必要があり、同様に開発コストが増加する要因となります。TOPPERS/PARKでは、パーティショニング機構を用いて、対象システムの機能を複数の集合(パーティション)に分けて、集合間を空間的・時間的に分離しています。具体的には、安全関連系のパーティションを他の機能のパーティションから保護することで、異なるSILのパーティションを混在可能に、また変更が発生したパーティションのみの再検証が可能にしています。また、パーティションレベルでの冗長設計が可能となっています。TOPPERS/PARKおよび関連ドキュメントを用いて当該製品への適用をすることにより、機能安全規格への適応および、高信頼システム構築の課題であるコスト増加を効果的に抑えることが可能です。

※ 「メモリ保護機能」に関しては、サポートしておりません。ご使用を検討される方は、ヴィッツまでお問い合わせ下さい。

関連ドキュメントのダウンロード

TOPPERS/PARKの仕様等のドキュメント及び、本仕様に対して国際認証TUV SUDより取得した機能安全規格IEC61508のコンセプトレポートを公開します。

安全コンセプト
安全要求仕様書
TUV SUD コンセプトレポート
(公開:2013年11月20日)

TOPPERS/PARKのソースコード

名  称TOPPERS/PARK ~BCC Light~
ターゲットテセラテクノロジ製 FL-850/PJ4(V850E2コア)
公開内容TOPPERS/PARKの特徴であるパーティション機能を知って頂くため、「サービス保護」、「システム(OS)状態保護」、「時間保護」を追加実装したカーネルを公開します。

「メモリ保護機能」に関しては、サポートしておりません。ご使用を検討される方は、ヴィッツまでお問い合わせ下さい。

PARK_BCC_Light_CubeSuite_20131120.zip
(公開日:2013年11月20日、最終更新:2013年11月20日)

ターゲットシステム

TOPPERS/PARKは、現時点で、以下のターゲットプロセッサ、ターゲットシステムをサポートしています。

  • テセラテクノロジ製 FL-850/PJ4(V850E2コア)

開発環境

TOPPERS/PARKは、現時点で、以下のターゲットプロセッサ、ターゲットシステムをサポートしています。

メーカ名

 
開発環境
ルネサスエレクトロニクス社製
統合開発環境 CubeSuite+ V2.00.00
コンパイラ CX V1.30

開発スタッフ

TOPPERSプロジェクトのメンバとして、TOPPERS/PARKの開発に参加している開発スタッフは次の通りです(所属は参加した時点のもの)。

名前 所属 時期
- 株式会社ヴィッツ 2013年〜
本田晋也 名古屋大学 情報科学研究科 2013年〜

※ 開発スタッフの名前は、掲載を了承された方のみ記載しています。