TOPPERSプロジェクトでは会員の皆様、TOPPERSにご興味をお持ちの方々にプロジェクトの成果や会員が関係する技術・商品・普及活動の最新動向をお知らせする場として「TOPPERSカンファレンス」を毎年開催しています。
第16回となる今年のカンファレンスのテーマは
「AI・IoT・エッジ+TOPPERS」
です。
任意団体として活動を始めたTOPPERSプロジェクトですが、2003年にNPO法人を設立し、まもなく丸15年となります。2019年3月現在で団体正会員、個人会員、特別会員を含めた総会員数は約185となっています。
その間、ITRON仕様の技術開発成果を出発点として、各種のリアルタイムカーネルやミドルウェアの開発・提供、次世代リアルタイムOS技術の開発、組込みシステム技術者育成のための教材開発などを行ってきました。2013年からは、組込みシステム開発を取り巻く状況が大きく変わってきていることに対応し、第3期の活動に踏み出し、TOPPERS/ASP3カーネルを始めとした多くの開発成果を一般公開しています。2019年春には、各種TOPPERS第三世代カーネルをリリース いたしました。
この機会にぜひカンファレンスにご参加いただき、TOPPERSプロジェクトの新しい動きに接していただければ幸いです。
会員 | 無料* |
非会員 | 5,000円 |
学生または関連団体会員 | 2,000円* |
(更新日: 2019年5月8日)
9:30 | 受付開始 | |
[開会] 会場:コンベンションホール:梅 | ||
[特別講演] 会場:コンベンションホール:梅 | ||
10:00 - 10:05 | 開会挨拶 | |
10:05 - 10:55 |
「通信事業者から見たIoT・エッジコンピューティング技術と応用(仮)」
山本 文彦(NTTアドバンステクノロジ株式会社 ラピッド開発センタ 所長/博士(工学)) 概要:NTTグループでは、リアルタイム性を要求する製造機器制御や自動運転を実現するIoT技術や、エッジコンピューティング技術に注目している。講演では、製造業IoTやコネクティッドカーに関する各社との協業活動について紹介するとともに、今後の展望を示す。 |
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11:00 - 11:50 |
「機械学習時代のソフトウェアエンジニアリング - 品質保証およびプロセス・方法論を中心に -」 鷲崎 弘宜(スマートエスイーコンソーシアム会長 早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所長 国立情報学研究所客員教授、 株式会社システム情報 取締役(監査等委員)、 株式会社エクスモーション 社外取締役、 ガイオ・テクノロジー株式会社 技術アドバイザ 兼任) 概要:データから帰納的にモデルやアルゴリズムを求める機械学習を ベースとしたソフトウェアの開発と運用において、演繹的に進める従来とは異なるエンジニアリングが求められています。本講演では自動化レベルに基づき機械学習ベースの取り組みを概観したうえで、整理の途上にある品質保証やプロセス・方法論を解説します。 |
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11:50 - 12:45 | 休憩 | |
■午後は、二つの会場でセッションがあります。 | ||
[トラックA] 会場:コンベンションホール:梅 | ||
12:45 - 14:15 | トラックA-1:TOPPERSの活動紹介 | |
「TOPPERS教育WG」
岩田和仁(教育WG/株式会社デンソークリエイト) |
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「TOPPERS開発者会議」
山根ゆりえ(開発者会議実行委員会) |
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「TOPPERS TECS WG」
安積卓也(TECS WG/埼玉大学) |
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「ホームネットワークWG」
長島宏明(ホームネットワークWG主査/コアーズ株式会社) |
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14:15〜14:30 | 休憩 | |
14:30〜16:00 | トラックA-2:技術・事例紹介 | |
「新WG:箱庭ワーキンググループの紹介」
高瀬英希(京都大学/JSTさきがけ) 概要:IoT/自動運転時代のシステム系全体の検証・シミュレーション環境構築を目指して、2019年度から新しいワーキンググループを立ち上げることとなった。その狙い、技術的背景等を紹介する。 | ||
「車載向けECUシミュレータathrillの紹介(仮)」
森 崇(株式会社永和システムマネジメント) 概要:2018年度の第8回TOPPERS活用アイデア・アプリケーション開発コンテストで金賞を受賞した「athrill」について紹介する。athrillは、自動運転システムの構成要素を実機レス環境で手軽に開発できる「箱庭SDK」へと発展し、新WGの技術要素の一つとなっている。 | ||
「Linuxを使用したシステムにおける、アイソレーション技術 ~Linuxシステムを補完するRTOSへの期待~」 山口直人(アイシン・エイ・ダブリュ株式会社) 概要:近年、各社からIVIと機能安全が求められるシステムが統合されたコックピットシステムが提案されている。Linux単独では実現の難しい機能安全を実現するために、アイソレーション技術とTOPPERSをベースとしたSOLID-OS用いて行った試作事例について紹介する。 | ||
「新ユーザインタフェースガジェットの紹介」
小林真優(富士通エレクトロニクス株式会社) 概要: | ||
[トラックB] 会場:コンベンションホール:鶯 | ||
12:45 - 14:15 | トラックB-1:一般講演・チュートリアル | |
「TOPPERS最新マルチプロセッサ対応カーネル解説 ~マルチコアとパーティショニングの統合~」 本田晋也(TOPPERSプロジェクト シニアテクニカルエキスパート /名古屋大学 概要:TOPPERSプロジェクトでは3月にマルチプロセッサに対応した第三世代のリアルタイムOSである,FMP3カーネルとHRMP3カーネルを公開した.本講演では,両カーネルについて仕様や実装上の特徴について説明する。 |
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「TTSPのTOPPERS第3世代カーネル対応」
鴫原一人(富士ソフト株式会社ASI事業部 次長/エグゼクティブフェロー) 概要:TOPPERSプロジェクトでは,TOPPERS新世代カーネルを新規マイコンへポーティングした際などに使用可能なテストスイートとして,TTSP(TOPPERS Test Suite Package)を開発,公開している.第3世代カーネルの開発に際して,第3世代カーネル向けのTTSPとして,TTSP3として開発を行った.本講演では,第3世代カーネルに対応したTTSP3の拡張・追加内容を説明し,テストプログラム観点から見た新世代と第3世代の変化点などについて紹介する. |
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14:15 - 14:30 | 休憩 | |
14:30 - 16:00 | トラックB-2:技術紹介 | |
「RISC-V/32を組込みに使う -RISC-V/32 HI-FIVE1の開発環境からTOPPERS BASE PLATFORM(RV)-」 竹内良輔(TOPPERSプロジェクト 教育WG主査 /株式会社リコー) 概要:HI-FIVE1のWindowsでの開発環境の構築方法を解説、ASPカーネルとGPIO/WDOG/RTC/SPIドライバに対応したTOPPERS BASE PLATFORM(RV)の解説と、SPIを使ったグラフィックLCDの表示を紹介する。 |
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「組込みコンポーネントシステム TECS の新機能 ~TECSFlow と MrubyInfoBridgePlugin~」 大山博司(TECS WG主査/オークマ(株)) 概要:組込みコンポーネントシステム TECS の新機能である TECSFlow (フロー解析機能) 、MrubyInfoBridgePlugin (TECSInfo版 mruby ブリッジ機能)を中心に紹介いたします。 |
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[ミニ展示] 会場:コンベンションホール:ホワイエ | ||
11:50 - 17:15 |
ミニ展示
16:15~17:00にはコンベンションホール:鶯にてTOPPERSプロジェクトの通常総会を開催します。総会に出席されない方は、ミニ展示をご覧ください。 |
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[基調講演] 会場:コンベンションホール:梅 | ||
17:15 - 18:00 |
「TOPPERSプロジェクトの現状と方向性」
高田広章(TOPPERSプロジェクト会長/名古屋大学) |
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18:00 - 18:15 | 休憩 | |
18:15 - 20:00 | [懇親会]会場:コンベンションホール:鶯 | |
18:15 | 開会
・TOPPERS of the Year 発表 ・ほか |
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20:00 | 閉会 |
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