(toppers-users 2773) [教育情報] 名古屋大学組込みソフトウェア教育 「エクリプスで学ぶリアルタイムOSの基礎」

山本雅基 myamamoto @ nces.is.nagoya-u.ac.jp
2008年 7月 17日 (木) 09:02:14 JST


TOPPERS-usesの皆様

山本@名古屋大学 NEXCESS です。

本メーリングリストをお借りして,NEXCESSコースの案内を差し上げます.
複数のメールを受け取られる方,ご容赦下さい.

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    名古屋大学 組込みソフトウェア技術者人材養成プログラム NEXCESS
                           からのお知らせ
Nagoya university EXtension Courses for Embedded Software Specialists
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名古屋大学 大学院情報科学研究科 附属組込みシステム研究センターは、
NEXCESS(ネクセス)(*)を実施しています。
 (*)NEXCESS:文部科学省/科学技術振興機構の科学技術振興調整費
       で実施される,社会人向けの組込みソフトウェア技術者
       人材養成プログラム

NEXCESSでは,この度,
  基礎2「エクリプスで学ぶリアルタイムOSの基礎」を以下の日程で、
  開講します。
    8月21日 (木) 9:15 - 17:00
    8月22日(金)9:30 - 17:00

本コースの受講生募集を,7月25日(金)24:00 までWebで行います.

コース概要とお申込みページはこちら
http://www.nces.is.nagoya-u.ac.jp/NEXCESS/courses/introductory/H20S02.ht
ml
どうぞ,Webからお申込み下さい.
受付終了後に選考を行い,選考結果を7月29日(火)にご連絡します.


■費用
・受講料       : 無料
  (文部科学省の科学技術振興調整費により支払われます)
・実習用教材購入実費 :  21,000円
  教育終了後、実習用教材を持ち帰っていただきます。
  なお、実習用教材を既に所有している場合は、実習用教材を
    持ち込むことを条件として購入不要です。
・懇親会費      : 1,000円
  講義初日に、クラスの親睦を深めるための懇親会を行います。任意出席で
す。
  懇親会に出席する方は、懇親会費が必要です。


■場所
 名古屋大学 IB電子情報館南棟 285号室
 (http://www.nces.is.nagoya-u.ac.jp/NEXCESS/access/index.html)

■定員
20名
定員を超える受講申込みがあった場合には、選考します。


■講師
山本雅基(名古屋大学),高田光隆(もなみソフトウェア)
講師は,都合により変更される場合があります.

■概要
 このコースでは,エクリプスを用い,μITRONの概要を簡単なプログラミ
 ングを通じて学びます.
 ソフトウェア開発では,開発環境に慣れることが必要です.組込みソフト
 ウェア開発では,今まで,各半導体メーカー外提供する個々の環境あるい
 はGNU環境が多く用いられていました.このため,個別に開発環境を学ぶこ
 とが必要でした.
 しかし,近年,javaの開発環境として標準的になってきたエクリプスが,
 組込み開発でも用いられるようになってきました.エクリプスの使い方を
 学ぶことで,開発環境を学ぶ手間が減ることが期待されます.
 本コースでは開発環境として,エクリプスを使用しますので,体験的に学
 ぶことができます.

 このコースは,μITRONの概要とエクリプスの使用方法の双方を学び
 たいと考える初級技術者に最適です。
 また、ソフトウェア開発環境に関する調査をされている方にも適しています.

■実習機材
 受講者1人に以下の実習教材1セットを用意しています。
 ・開発用ホストPC
  WindowsPC, 開発環境をセットアップ済
 ・演習機材
  PizzaFacory3 評価キット
   マイコンボード:BTC091(ベストテクノロジ製)
           CPU:AT91SAM7S256
   I/Oボード:PizzaFactory3評価キット特製(もなみハードウェア製)
   ソフトウェア:PizzaFactory3

■到達目標
・エクリプスの使用法を理解する
・リアルタイムOSの特徴を理解する
・μITRONの基本的なシステムコールを理解する
・μITRONを用いた簡単なプログラム開発ができるようになる

■対象者
以下の(1)-(3)の条件がOR条件の方
(1)μITRON上のアプリ開発を,エクリプスを用いて行う技術者
(2)開発環境に関する調査を行っている技術者
(3)組込みプログラム開発において、主に、製作・テスト工程の業務担当者.

ただし,下記のNEXCESSの当該コースを受講された方は受講できません.
・平成19年度基礎2

■前提条件
・μITRON上のアプリ開発を,エクリプスを用いて行う技術者
・開発環境に関する調査を行っている技術者

■特記
(1)撮影に関する協力
 講義の様子を撮影し、復習・講義改善・電子教材開発へ利用する計画
 があります。皆様の画像・音声が記録され,電子教材として配布される
 可能性があります。
(2)アンケートに関する協力
 講義の前中後に,アンケートや簡易テストなどを実施する場合があり
 ます.アンケートは,上司や部下の方へ実施する場合があります.
 これらの調査は,本教育の効果に関する研究目的のみで実施し,個別の
 データは,配布されません.ただし,個人情報が特定されないよう統計
 処理するなどして,論文などで発表される場合があります.
(3)修了レポートに関する協力
 受講後,修了レポート(A4サイズで1枚)の提出が,義務付けられています.
 修了レポートと引き換えに,修了証を送付します.
 NEXCESSの他のコースを受講条件として,修了証を求める場合があります

■内容
第1日目
 エクリプス入門
第2日目
 リアルタイムOSの基礎、ITRON基本プログラミング実習


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NEXCESSは,文部科学省/科学技術振興機構の科学技術振興調整費によって,
名古屋大学 大学院情報科学研究科 附属組込みシステム研究センターが実施
するものです.
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お問い合わせ先
 〒464-8601
	名古屋市千種区不老町 名古屋大学情報連携基盤センター気付
          大学院情報科学研究科 附属組込みシステム研究センター
     NEXCESS事務局
  TEL : 052-789-5284
  FAX : 052-789-4237
  E-mail : nexcess @ nces.is.nagoya-u.ac.jp
  URL :  http://www.nces.is.nagoya-u.ac.jp/NEXCESS
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