(toppers-users 1129) 初学者なりの調べ方や質問の仕方は

Ogawa.Kiyoshi ogawa.kiyoshi @ nmiri.city.nagoya.jp
2003年 9月 1日 (月) 08:55:04 JST


もなか様

いつもお世話になっています。

小川清@名古屋市工研です。


> こんにちは。
> // 小川さんやきしださんには、釈迦に説法なのですけどねぇ。
> On 2003.8.30, at 03:14 Japan, ogawa.kiyoshi wrote:
> > 複雑なものの試験の方が、
> > プログラムを書くよりはフラストレーションが溜まらないような気も、、、
> ああ、誤解されていると哀しいので、蛇足を続けますが、
> コードを書くことだけが偉いとは思っていませんよ。

もなかさんのことを誤解しているというよりも、
読んでいる方が、もなかさんが書かれたことを
誤解されるといけないので、書いていたりしています。

> オープンソースコミュニティにおいては、
> 文章を書くことも、テストやレビューを実施することも、
> 使いましたと報告することも、質問することさえも、
> たぶん貢献ですね。

開発することと質問することは、同じくらいに貢献だと思っています。
#茶茶を入れるのは、その次

> ところで、例えば、
> SYSCALL ER_ID
> acre_tsk(T_CTSK *pk_ctsk)
> {
> return E_NOSPT;
> }
> なんてコードも、確かに貢献です。しかし、質が悪いと思いません?
> こんなコード見せられたら、使う側としては、がっかりですよね。

マイクロITRON4.0準拠だというのなら、中身も欲しいでしょうね。
そうでなければ、コメントが書いてあればいいと思います。
例えば、将来、何を書く予定だとか、どういう条件のときには、何を書くといいと
か、、、

> 同様に「動きません」だけの質問では貢献としての質が悪いのではと
> 私は思うのでした。

はい。動きませんでは、答えれないと思われるので、
目的、状況などを、根堀、はほりお聞きしています。

> たとえ初学者でも、初学者なりの調べ方や質問の仕方は、ありますね。
> 「品質は求める心に宿る」って、誰の言葉でしたっけか。

初学者なりの調べ方や質問の仕方の例を記載します。

調べ方
1 インタネットで、画面に出ている単語をもとに検索する。
www.searchdesk.com
検索の仕方は、関連する用語3つを並べて検索する。
多すぎたら、さらに関連する用語を足して見るか、順番に見ていって、
そのリンクから先へ行く。

ないときには、単語を減らすか、もっとありそうな単語にしてみる。
#固有名詞、変数、定数を使う

検索した結果の概要と、そのURLをつけて質問する。
「インタネットで調べたら、こんなことが書いてあった」では、
もう一度、調べなおさないといけないし、その時点では変わっているかもしれない。

原則として、類似の記述が3箇所ないか調べる。
原則として、書かれていることでわからないことは、3段階先まで調べる。

例えば、
1) TOPPERSのページにITRONと書いてあれば、ITRONを調べ、
2) ITRONのページにOSについての説明が詳しくなければ、IEEE POSIXを見る
3) POSIXのページにリアルタイムの記述が詳しくなければ、***を見る、、、

2 TOPPERS−USERSのMLの過去のログを読み出し、検索する。

3 grepで、TOPPERS関連文書、データ、プログラムから、関係するところを探す。

質問の仕方

1 開発の目的、PCのOS、開発環境の状態、設定の状態、
画面に表示されているもの、標準エラーとして出力されているもの
を記述する。

2 そこにいたるまでの操作を記述する。その間に出力された、
エラー、警告(Warning)を記述する。

3 インタネットで、画面に出ている単語をもとに検索した結果をつけて
検索した結果の概要と、そのURLをつけて質問する。
「インタネットで調べたら、こんなことが書いてあった」では、
もう一度、調べなおさないといけないし、その時点では変わっているかもしれない。

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