(toppers-users 2641) Re: TINET1.3.2 PPP 時のコンパイルについて

ABE Tsukasa abe @ jo.tomakomai-ct.ac.jp
2007年 7月 20日 (金) 11:24:04 JST


刈田様

苫小牧高専、情報工学科の阿部です。
対応が遅れ大変申し訳ありません。

最近は、PPP の対応が十分ではありません。

>PPP_CFG_MODEM と PPP_IDLE_TIMEOUT を定義した状態でコンパイル
>を掛けると次の個所でワーニング、エラーが出てしまいます。
>
>1. ppp_hdlc.c, 496行目
>  serial_wri_dat(HDLC_PORTID, ch, sizeof(ch));
>>  serial_wri_dat(HDLC_PORTID, &ch, sizeof(ch));
>                ↑
>               ポインタ渡しが正しい
>
>2. dbg_cons.c, 1464行目
>  cons_printf(portid, "  %4d[s]\n" PPP_IDLE_TIMEOUT /  
>NET_TIMER_HZ);
>>  cons_printf(portid, "  %4d[s]\n", PPP_IDLE_TIMEOUT /  
>NET_TIMER_HZ);
>>                                    カンマ抜けの単純ミス
>
>以上2点、単純ミスと思われますが、確認頂ければと思います。

ご指摘の通りです。
リリース 1.3.3 または、リリース 1.4 で対応します。 

>PPP, LCP について詳しく解説している書籍、雑誌などご存知の方
>いらしたら、紹介して頂ければと思います。

かなり古い雑誌ですが、

Software Design 1999年 11月号

を参考に TINET の PPP を実装しました。
やはり

RFC1661(RFC2153)、The Point-to-Point Protocol (PPP)

と関連 RFC は、必読だと思います。

また、TINET は FreeBSD を参考に実装しました。
これらのソースコードも参考になります。

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.\" 苫小牧工業高等専門学校 情報工学科 教授 阿部 司
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