(toppers-users 3192) TOPPERSカンファレンス2010開催と参加者募集のご案内
YOKOI Naoko
naoko @ toppers.jp
2010年 5月 10日 (月) 13:01:25 JST
TOPPERSプロジェクト ユーザ各位
※複数のメールを受信された方,失礼の段どうぞご容赦くださいませ.
いつもお世話になっております.
事務局の横井です.
平素はTOPPERSプロジェクトの活動に格別のご支援,ご協力を賜り,
ありがとうございます.
TOPPERSプロジェクトは,以下のとおりTOPPERSカンファレンス2010を開催
いたします.
特別講演には,東京大学大学院教授の飯塚悦功氏をお迎えし,この不況の
時代を抜けた先に,日本のものづくりは品質という切り口でどう生き残れ
るか,といったお話をいただきます.
皆様お誘いあわせの上,ご参加ください.
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TOPPERSカンファレンス2010
高信頼化への取り組みとその成果
−機能安全,検証スイート,形式手法,省エネルギー−
開催のご案内・参加者募集
http://www.toppers.jp/conference2010.html
パンフレットが上記よりダウンロードできます.
社内掲示,回覧等にご利用ください.
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TOPPERSプロジェクトでは会員の皆様,TOPPERSにご興味をお持ちの方々にプロ
ジェクトの成果や会員が関係する技術・商品・普及活動の最新動向をお知らせ
する場として「TOPPERSカンファレンス」を毎年開催しています.
第7回となる今年のカンファレンスのテーマは,
「高信頼化への取り組みとその成果 〜機能安全,検証スイート,形式手法,
省エネルギー〜 」です.
2003年にNPO法人として設立したTOPPERSプロジェクトは,今年でまる7年を迎え
ます.2010年4月現在で団体正会員,個人会員,特別会員を含めた総会員数は
約220となりました.その間ITRON仕様の技術開発成果を出発点として,各種の
オープンソースのリアルタイムカーネルやミドルウェアの開発・提供,次世代
リアルタイムOS技術の開発,組込みシステム技術者育成のための教材開発など
を行ってきました.
他方,組込みシステム開発を取り巻く状況は大きく変わってきており,TOPPERS
プロジェクトでは,μITRON4.0仕様を発展させたリアルタイムカーネル仕様と
して,「TOPPERS新世代カーネル仕様」の策定を進めています.
また,2006年からHiQOS(High Quality Open Source)を謳って,高信頼化に取り
組んでまいりました.
この機会に是非カンファレンスにご参加いただき,TOPPERSプロジェクトの新し
い動きに接していただければ幸いです.
■日 時:2010年6月18日(金)10:00〜19:30(9:30受付開始)
■会 場:大田区産業プラザ(PiO) 4F コンベンションホール
東京都大田区南蒲田1-20-20
http://www.pio-ota.jp/plaza/map.html
■主 催:NPO法人TOPPERSプロジェクト
■後 援:社団法人 組込みシステム技術協会
■定 員:140名(先着順にて受付)
■参加費:会 員: 3,000円(総会出席者は無料でご参加いただけます)
非会員:15,000円
学 生: 3,000円
■申込み:事前登録が必要となりますので,下記ホームページからお申し込み
ください.
http://www.toppers.jp/conference2010.html
■支払方法:申し込みを受け付けましたら,折り返しメールにてお支払方法を
お知らせしますので,期日までに指定口座にお振込みください(振
込手数料はご負担願います).なお,入金された参加費は欠席され
ても原則として返金いたしかねますのでご了承ください.
■問合せ先:TOPPERSプロジェクト事務局(担当:根来,横井)
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町1-8-12 東実年金会館8F
(社)組込みシステム技術協会内
TEL&FAX: 03-3865-5616 Email: secretariat @ toppers.jp
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プ┃ロ┃グ┃ラ┃ム┃
━┛━┛━┛━┛━┛ (敬称略)
9:30 受付開始
[開会] 会場:コンベンションホール:梅
[特別講演]
10:00〜11:00 「品質立国日本の再生」
飯塚 悦功(東京大学大学院)
概要:かつて,「品質の時代」に成功をおさめた品質立国
日本であったが,時代・社会の変化とともにその地位は低
下した.未曾有の不況下,「新・品質の時代」を迎えて,
この新たな時代に必要なことは何か,ソフトウェアをキー
ワードとして目指すべき方向性を探る.
11:00〜11:45 「TOPPERSプロジェクト活動報告」
加藤 博之(TOPPERSプロジェクト副会長
/(株)エーアイコーポレーション)
■午後は二つの会場でセッションがあります.
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[トラックA] 会場:コンベンションホール:梅
12:45〜14:05
トラックA-1:カーネルトラック
「MPUを用いたTOPPERS/HRP2カーネル」
石川 拓也(名古屋大学)
概要:TOPPERS/HRP2カーネルは,TOPPERS/ASPカーネルをベース
とした,保護機能を持ったリアルタイムOSです.
本講演では,まず,HRP2カーネルの概要について説明します.
その後,HRP2カーネルにおいて,Memory Protection Unit(MPU)
を用いてメモリ保護機能を実現する方法について説明します.
「組込みマルチプロセッサシステム向けタスクマイグレーション手法
〜制御系及びマルチメディア系アプリケーションへの適応〜」
本田 晋也(名古屋大学)
概要:マルチプロセッサ対応のTOPPERS/FMPカーネルの大きな特
徴として,タスクの実行するプロセッサを動的に変更できるタス
クレーションの機能が挙げられます.本講演では,制御系アプリ
ケーションびマルチメディア系アプリケーションを題材に,タス
クマイグレーション機能の適用方法について紹介します.
14:05〜14:20 休憩
14:20〜16:00
トラックA-2 教育・事例トラック
「ETロボコン:Mindstorms-NXT用μITRON教材と
今後の教育活動について」
竹内 良輔(TOPPERSプロジェクト教育WG主査/(株)リコー)
概要:ETロボコン向け、Mindstorms-nxt用TOPPERS/JSPおよび
TOPPERS/ASP+TECSプラットフォームと教育コンテンツについて
説明を行います.また,今後の教育WGの活動内容についても紹
介します.
「組込み開発者向けTECS教育教材の紹介」
金 承〓((株)デジタルクラフト)
概要:2009年度TOPPERS公募型事業の
「組込み開発者向けTECS教育教材」プロジェクトの成果報告
及び教材の紹介
「TOPPERSの先に見えたもの」
花岡 周平((株)ミマキエンジニアリング)
概要:データ処理からみた同一ハードウェア構成における
TOPPERS導入前と導入後の装置パフォーマンスの改善について
「レース用ソーラーボートコントローラへのTOPPERS/ATK1の利用」
浦部 洋(ソーラーボート 都田チャレンジチーム)
概要:毎年夏に開催されるソーラー&人力ボートレースに出場
するソーラーボートの制御ECUにTOPPERS/ATK1を利用しました.
SH7125へのATKの移植、アプリの構成、等についてご説明致し
ます.
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[トラックB] 会場:コンベンションホール:鶯
12:45〜14:05
トラックB-1 信頼性・安全性トラック
「機能安全対応 自動車制御プラットフォームの開発
〜国内初のプロセス認証取得に向けた活動〜」
井上 欣也(株)ヴィッツ)
概要:平成18年度 戦略的基盤技術高度化支援事業「機能安全
対応自動車制御用プラットフォームの開発」における研究成果
と,その後の当社独自の活動による国内初のプロセス認証取得
により,機能安全規格が求めることの意味,機能安全認証の取
得方法,安全設計の考え方について明確になってきました.
これらについてと,今後TOPPERSから公開予定の「機能安全
対応RTOS」についてご紹介いたします.
「形式手法調査グループ活動報告」
堀 武司(地方独立行政法人 北海道立総合研究機構)
概要:機能安全対応ソフトウェア開発の研究活動の一環として,
形式手法に関する調査に取り組みました.VDM, Z記法、Bメソッ
ドの3手法を中心に,現場開発者の視点から見た形式手法の活用
可能性について紹介します.
14:05〜14:20 休憩
14:20〜16:00
トラックB-2 アドバンストピックス
「コンソーシアム型研究による
TOPPERS新世代カーネル向けテストスイート開発」
鴫原 一人(富士ソフト(株))
概要:2009年度より,名古屋大学 組込みシステム研究セン
ターと複数の企業で研究コンソーシアムを形成し,TOPPERS
新世代カーネル(ASP/FMP)に対する包括的なテストスイートの
開発と実施を行っている.
2009年度の研究成果と,2010年度の展望について紹介する.
「組込みソフトウェアの省エネルギー化に向けて」
冨山 宏之(立命館大学)
概要: 組込みシステムの省エネルギー化は,バッテリー駆動
時間の長期化だけではなく,環境の保全という観点からも重
要である.本発表では,組込みソフトウェアの省エネルギー
化に関する先端研究を紹介する.
「TECSのRPC(リモート呼出し)機構」
安積 卓也(立命館大学)
概要:組込みコンポーネントシステムTECSは,大規模化,複
雑化する組込みシステムの開発を支援するものです.
TOPPERSプロジェクト コンポーネント仕様WGで仕様検討・開
発を進めてきたもので,昨年の5月に一般公開いたしました.
本講演では,本年度早期リリース予定のRPC(リモート呼出し)
機構を中心に,TECSの要素技術をご説明いたします.
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[ミニ展示] 会場:コンベンションホール:ホワイエ
11:45〜17:00 TOPPERSプロジェクト会員企業による製品展示
16:10〜16:55にはコンベンションホール:鶯にてTOPPERS
プロジェクトの通常総会を開催します.
総会に出席されない方は,ミニ展示をご覧ください.
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[基調講演] 会場:コンベンションホール:梅
17:00〜18:00 「TOPPERSプロジェクトの現状と方向性」
高田 広章 (TOPPERSプロジェクト会長/名古屋大学)
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[懇親会 ]会場:コンベンションホール:鶯,ホワイエ
18:10 開会
・TOPPERS of the Year 発表
過去1年間の活動を振り返り,最もインパクトのあった活動を表彰!
ほか
19:30 閉会
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横井尚子(YOKOI Naoko) secretariat @ toppers.jp
NPO法人TOPPERSプロジェクト事務局
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町1-8-12
(社)組込みシステム技術協会内
TEL&FAX: 03-3865-5616
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