TOPPERS Project Newsletter

第10号(2006年6月28日発行)

TOPPERSプロジェクト
http://www.toppers.jp/

目次

TOPPERSカンファレンス2006開催報告
第2回TOPPERS of the Year決定
ESEC 出展
SWEST
LSI IPデザイン・アワード受賞
ET2006パビリオン出展のご案内
二上貴夫氏(東陽テクニカ)SEC IPA賞を受賞
開発者会議開催報告
技術検討会議 - 時間保護機能
参加のお誘い
お問い合わせ先

TOPPERSカンファレンス2006開催報告

2006年5月26日タワーホール船堀(東京都江戸川区)において、TOPPERSカンファ レンス2006が開催されました。

120名を超えるお客様にご来場頂き、TOPPERSプロジェクトの1年の活動成果を 報告いたしました。また、TOPPERSプロジェクト第4回通常総会が同会場にて開 催され、昨年度の事業報告ならびに本年度の事業計画、新役員等が承認されま した。

カンファレンスの基調講演では、高田会長(名古屋大学)より、TOPPERSプ ロジェクトのHiQOSに向けた取り組みや、TOPPERS新世代カーネルについて説明 いたしました。

オーバービューとチュートリアルの各セッションでは、TOPPERSベースのオー プンソース開発環境、マルチプロセッサへの取り組み、TOPPERSを活用したロ ボット教材、OSに求められる品質や検証方法、FlexRay通信ミドルウェアの活 用事例などが紹介されました。

特別講演では、産業技術総合研究所システム検証研究センターの木下佳樹氏 より、「数理的技法のフィールドワーク」と題してご講演いただきました。

懇親会&ミニ展示では、会員企業の製品やWG活動成果が展示された会場におい て、TOPPERSカンファレンスも最高潮に達し、ライトニングトーク、TOPPERSof the YEAR発表・表彰(後述)、お楽しみ抽選会が行われました。今回、初めて の試みとして、ライトニングトークを実施しました。ライトニングトーク (Lightning Talks)とは、5分間という短い時間でプレゼンテーションを行っ ていくもので、短い時間で言いたいことを全て伝えるためには、Lightningの 文字通り稲妻のような勢いのトークが要求されます。初めての開催でどうなる ことかと心配していたのですが、プレゼンテータの皆さん5分間という持ち時 間を有効に使って、独自の理論で様々なプレゼンテーションをされ、大いに会 場を盛り上げて頂きました。 プレゼンテータは以下の方々です。

(敬称略)
門田 浩  (SEC)
竹内 良輔 (教育WG)
石山 康介 (NEC通信システム)
宮川 誠一 (サンリツオートメーション)
堀  豊  (宮城県産業技術総合センター)
当麻 勝士 (ソフィアシステムズ)
村上 真紀 (CQ出版 インターフェース編集部)
大山 博司 (コンポーネント仕様WG)
小澤 智幸 (YDKテクノロジーズ)
鵜飼 敬幸 (ヴィッツ)
邑中 雅樹 (もなみソフトウェア)
屋代・河合・川久保 (エーアイコーポレーション)

第2回TOPPERS of the Year決定

2006年5月26日 TOPPERSカンファレンス 懇親会において、第2回TOPPERS of the YEARの発表・表彰が行われました。TOPPERS of the YEARは2005年度の一 年間でTOPPERSプロジェクトに貢献した活動、成果物に与えられる賞であり、 プロジェクト正会員の投票により決定します。

第2回目の受賞は「FlexRay通信ソフトウェアセット(名古屋大学、(株)サニー 技研、(株)ヴィッツ)」が選ばれました。

<第2回TOPPERS of the YEARの結果:上位3位>

1位:FlexRay通信ソフトウェアセット
2位:TOPPERS/FDMPカーネル
3位:Eclipse開発環境

<受賞者のコメント>

FlexRay通信ソフトウェアセットにとっては、LSI IPデザイン・アワード(後 述)に連続した受賞であり、誇りと感動を感じております。TOPPERSプロジェ クトにおいて、自動車用コンテンツは新参者であり、その地位を確保するのが 精一杯でした。しかし、今回の受賞により、プロジェクト内でやっと自動車用 コンテンツがその地位を確保しつつあることの表れであると、関係者一同、気 持ちを新たにしております。自動車用コンテンツは、前年度は第2位という成 績でした。今年も2位であれば、いっそのこと受賞圏外であって欲しいと思う ほど、思い入れがあった賞だけに、受賞の喜びは大きなものでした。来年も今 年の成績に甘んじることなく、連続受賞を狙い、活動していくつもりです。来 年のニュースレターで受賞記事を書くことができるように、現在、経済産業省 の委託研究事業を成功させるべく努力しています。来年のTOPPERS of the Year も自動車用コンテンツが狙います。皆様のご支援をお願いします。

ESEC 出展

2006年6月28日から3日間、東京ビッグサイトで開催される組込みシステム開発 技術展(以下、ESEC)にTOPPERSプロジェクトも出展します。

今回は、誰にでもメカトロニクスにチャレンジできるようにと開発中の二足歩 行ロボットコンテンツ(トッパー君1号)、Eclipse開発環境、Felica対応組 込み開発キット、2輪車の倒立制御によりリアルタイム性を学習できる教材な どをご紹介します。さらに、TOPPERS/JSPカーネル上で動作するTINET拡張機能 としてのIPsecによる暗号化通信デモンストレーションを行う予定です。

TOPPERSプロジェクトのブースは12-21です。

今回のESECにはプロジェクト会員約40社が出展しています。会員企業の出展内容や場所を掲載してあります、Newsletter 別冊のTOPPERS MAP at ESEC2006をご覧いただき、会員ブースにもご来場ください。これはTOPPERSプロジェクトウェブサイトまたは会場内のTOPPERSプロジェクト会員の企業ブースで入手できます。皆様のお越しをお待ちしています。

SWEST

SWEST(組込みシステム技術に関するサマーワークショップ)が、7月13日〜14 日に、浜松湖畔の舘山寺温泉で開催されます。SWESTは、主として、組込みシ ステムに関連する研究を行っている大学の研究者や学生と、企業の技術者を集 め、組込みシステム技術の進むべき方向性について議論することを目的として います。

8回目の開催となる今回は、ガイア・システム・ソリューションの田辺安雄氏による「機能安全規格の意図と動向について」と、NECの若林一敏氏による「システムLSIのC言語ベース設計の現状と将来」の2件の招待講演をはじめと して、ポスター発表,分科会(自由討論会)、チュートリアル、デモンストレー ションなどが予定されています。TOPPERSプロジェクトは、今回も事務局業務 を担当するなど、SWESTの開催を支援しています。詳しくは、SWESTのウェブサ イト(http://www.ertl.jp/SWEST/)をご参照ください。

LSI IPデザイン・アワード受賞

第8回LSI IPデザイン・アワード(主催:LSI IPデザイン・アワード運営委員 会)において、TOPPERSプロジェクトの「FlexRayミドルウェアパッケージ」と 「TOPPERS/FDMPカーネル」がそれぞれ「企業部門IP優秀賞」と「大学部門IP賞」 に選ばれました。

TOPPERS FlexRayミドルウエアパッケージ

「TOPPERS FlexRayミドルウエアパッケージ」は「オープンソースFlexRay通信: TimeTriggered OS(TT-OS)と FlexRay通信ミドルウェア」というタイトルで 企業部門IP優秀賞に選ばれました。この賞は、LSI IPデザインアワードの企業 部門で最高の賞です。開発は、(株)ヴィッツ、(株)サニー技研、名古屋大学が 行いました。

TOPPERS FlexRayミドルウエアパッケージは、以下の説明文では「FlexRay通信 ソフトウェア」として記述します。ソフトウェアの名称構成は以下の通りです。

FlexRay通信ソフトウェア=TT-OS + FlexRay通信ミドルウェア
TT-OS = TOPPERS/OSEK + TTM
FlexRay通信ミドルウェア = TT-COM + FlelxRay-NM + FlexRay-DRV

<(株)ヴィッツ 服部氏のコメント>

このソフトウェアは、次世代車載通信として最有力である FlexRay" 通信を実 現するためのソフトウェアであり、OS と 通信ミドルウェアから構成されます。 OS は従来のイベント駆動型ではなく、タイムトリガ駆動型のOS であり、欧州 が提案しているタイム駆動型OSではなく、日本らしい特徴を兼ね備えた性質を 有するRTOSです。開発は(株)ヴィッツと名古屋大学が担当しました。

通信ミドルウェアは、他の車載ミドルウェアと同様の思想を取り入れた仕様と なり、現世代通信ミドルウェアとの将来的な統合を視野に入れた仕様としてい ます。この通信ミドルウェアの開発は(株)サニー技研が担当しました。

これらのソフトウェアは、開発者の理想ではなく、自動車メーカの意見を尊重 した仕様であり、実応用に十分耐えうる性能を有しています。今回、TOPPERS プロジェクト開発成果物が、他機関の優秀賞を受賞できたことは、プロジェク トの開発物が公に評価された証であり、非常に光栄なこととして喜ぶべきこと だと思います。論文は、(株)ヴィッツが代表しでまとめさせていただきました が、これらのソフトウェア開発を共にご協力いただきました、自動車メーカ、 半導体メーカのご支援の賜物です。ここに紹介させていただきますとともにお 礼申し上げます。

TOPPERS/FDMPカーネル

「TOPPERS/FDMPカーネル」は、「機能分散マルチプロセッサ用リアルタイム OS: TOPPERS/FDMP カーネル」というタイトルで大学部門IP賞に選ばれました。 論文は、名古屋大学の本田晋也氏、椙山剛氏、高田広章氏が執筆されました。 以下、主な内容です。

近年、組込みシステムの分野においても、マルチプロセッサシステムの重要性 が高まっています。その背景には、アプリケーションソフトウェアの大規模化 に伴い、消費電力の増大を抑えつつ、処理性能の向上をはかる必要があります。 そのために、クロック周波数を上げるよりも、プロセッサの数を増やして、複 数のプロセッサを1つのLSI上に集積したオンチップマルチプロセッサが、消 費電力と処理性能の面で有利であり、広範な組込みシステムへの適用が期待さ れています。マルチプロセッサやサポートされるOSのタイプは様々であり、主 に、組込み分野で用いられる機能分散型のマルチプロセッサ向けにμITRON仕 様を拡張したTOPPERS/FDMPカーネルを開発しました。


受賞論文および受賞講演スライドはTOPPERSのウェブサイト (http://www.toppers.jp/documents.html)にて公開しておりますので、興味 のある方はご参照ください。

ET2006パビリオン出展のご案内

TOPPERSプロジェクトは2006年11月15日〜17日にパシフィコ横浜にて開催され るEmbedded Technology2006(ET2006)にTOPPERSパビリオンを出展します。今 年は昨年より規模を拡大しSESSAMEとの共同パビリオンではなくTOPPERSパビリ オンとして出展します。展示ブースの仕様は、1.98m×1.98mのパッケージブー スが20万円(消費税抜き;2005年実績)となります。この価格には、パッケー ジブースの社名板、奥行き99cmの展示台、照明が含まれていますので、展示物、 パネル、パンフレット等を持ち込んでいただくだけとなっています。

TOPPERSプロジェクト関連の関連製品をお持ちの企業や、関連の受託開発を受 けておられる企業の方は、ぜひTOPPERSパビリオンへの出展を検討いただける と幸いです。特に、ET2006に出展を予定されていない企業の方にお勧めしたい と思います。

出展希望の方は、TOPPERSプロジェクト事務局までお問い合わせください。

二上貴夫氏(東陽テクニカ)SEC IPA賞を受賞

第2回IPA 賞 ソフトウェア・エンジニアリング部門に、IPAのソフトウェア・ エンジニアリングセンター(以下、SEC)の活動の一つである実証品質部会が 選ばれました。IPA賞とは、IPAがその関連する活動や事業に対して次代を切り 開く「旬」となっているITを実現している個人やグループに着目した表彰制度 です。

実証品質部会グループメンバである二上貴夫氏は、TOPPERS信頼性検証WG(以下、検証WG)主査としてTOPPERSの検証活動を続けています。

<二上貴夫氏のコメント>

私は、実装品質部会の初期の活動および海外との連携の実務を受け持っていま したので部会グループメンバとして盾をご褒美としていただけたというわけで す。

実装品質部会での活動は、組込みソフトウェアのソースコードについて高品質 な書き方の作法を明文化することが目的です。ご存知のように最近の組込みソ フトウェア業界では、C言語がプログラミングの中心言語になっています。そ こで当部会においても言語に依存しない作法の検討とC言語に特化した作法の 明文化を行っています。この成果物はIPAのウェブサイトからダウンロードで きるようになっており、昨年度の未完成版でも7万件以上のダウンロード数を 記録しました。本年度は完成版1.0がサイトに掲載されます。

TOPPERS信頼性検証WGは、JSPカーネルのコード検証やレビュー会議を行うといっ た地道な活動を行ってきました。この活動の実務とSECのコーディング作法は、 今後、深く関係することになります。以下、その説明をしましょう。

リアルタイムOSを含めて組込みソフトウェアの検証は、その利用範囲が広がる につれて重要な課題になりつつあります。以前から航空機搭載ソフトに対して は、その信頼性を保障するために実に緻密な検証が行われてきました。これは 航空機の自動操縦や制御のソフトウェアに万が一の事態が生じた場合のことを 想像すれば当然のことといえましょう。最近では、多くのシステムに安全性の 確保が求められる時代です。その典型は自動車の電子制御とソフトウェアです。 いざというときに確実に安全性機能が動作することを保障することはきわめて 重要な課題になっているわけです。

検証WGは、TOPPERSがオープンソースとして十分に信頼して使ってもらえるソ フトウェアになっているかどうかの検証活動を続けてきました。その具体的な 作業の1つとして、コードが良い作法にのっとって書かれているかどうかの検 証があります。コード検証というソフトウェア工学的な活動に対して、 TOPPERSのコードセットは一種のレガシーとみなせます。

また,通常ならばアセンブラで書くところをC言語で書くという標準化のチャ レンジをしているために、いわゆる"お行儀の良いコード"では実用性に欠ける といった問題も出てきます。こうした問題をじっくりと検討するのが検証WGの 活動です。

この活動のためには、できるだけ多くの知見を参照しながら、問題の検討を行 いたいと思います。SECのコーディング作法は、まさに、この点でこれからの 検証の参照として有益になると考えています。

私は、自分の活動を自画自賛しているわけではありません。実際の作法定義活 動には加わっていないという事実もありますので、ある種、部会メンバーであ りながら客観的な見地で本作法がTOPPERS検証に寄与すると言えます。TOPPERS の検証や組込みソフトウェア品質に興味のある方は検証WGにご参加ください。

開発者会議開催報告

2006年3月17日〜18日まで、静岡県掛川市にあるヤマハリゾートつま恋にて、 TOPPERS開発者会議が行われました。TOPPERSカーネルの開発は、メーリングリ ストやバグトラッキングシステムなどネット上にあるリソースを用いて、文字 通り昼夜を問わずに行われています。大抵の課題はネットを用いて迅速に解決 できますが、文字を中心としたやり取りには限界もあります。一同に介して情 報交換をすることは、効率が悪いように見えて、実は、最も手っ取り早い場合 もあるのです。

今回の議題は、FI4カーネルとHRPカーネルのレビューでした。FI4カーネルは、 現世代のリアルタイムカーネルの決定版の一翼として、また、HRPカーネルは、 次世代のカーネルの一翼として、共にTOPPERSプロジェクトでは重視されるべ きカーネルです。

しかしながら、FI4カーネルは、主力カーネルのJSPカーネルに比べると安定性 に欠ける部分があります。また、HRPカーネルは、開発初期のためTOPPERSプロ ジェクトの開発者に対しても限定的にしか公開されておらず、会員へのお披露 目が課題となっていました。

午後から始まった会議初日は、FI4カーネルのレビューを行いました。まず、 コードが単純で、かつ他のカーネルオブジェクトと基本的な構造が同一である セマフォが最初に題材となりました。del系のサービスコールにおいて、ディ スパッチのタイミングに問題があるという点が再確認されました。待ち解除の ときに行列順にならないカーネルオブジェクトがあるという仕様の再確認、お よび現状のFI4カーネルでの挙動がレビューされました。最後に、ミューテッ クスの挙動について実装の不備が指摘されました。ミューテックスについては、 仕様書上の表現の改善について、μITRON4.0仕様へのフィードバックを求めよ うという提案も出ました。

2日目は、HRPカーネルのレビューを行いました。HRPカーネルは、すでに第三 者による静的検証が行われ、ある程度の信頼性が望めるため、仕様および実装 の説明会という形態になると予想されていました。しかしながら、今回会議の 参加者による事前のレビューで新たなバグが見つかり、適度に緊張感のあるレ ビューとなりました。また、参加者には高信頼性アプリケーションの開発者、 つまりHRPカーネルのユーザとなる開発者も含まれており、カーネルの基本機 能が提供された後に期待される機能など、将来像に関するディスカッションも 行われました。総じて、密度の濃い会議となりました。

また、会議の外ではアルコールを交えながら、メールではできない四方山話に 花が咲くなど、開発者間の交流という点でも有意義であったと思います。今回 の会議におけるレビューの結果は将来のリリースに活かされる予定です。

TOPPERSの開発者が一同に会する会議には、TOPPERS開発者会議の他に、技術検 討会議があります。技術検討会議は、2ヶ月に1回、東京都内で行われています。 こちらは2時間ほどの会議で、情報共有が必要と思われる技術について、開発 者からの概要説明およびフリーディスカッションが行われています。TOPPERS プロジェクトの会員は自由に参加する事ができます。他の組込ソフトウェア開 発プロジェクトに比べて、仕様決定やカーネルの実装の現場との距離が近いこ ともTOPPERSの特長です。

TOPPERSカーネルの利用推進に、技術検討会議や開発者会議といった機会を是非ご活用ください。

技術検討会議 - 時間保護機能

2005年度最後の技術検討会議が3月7日東実青年会館にて行われました。議題は、 名古屋大学高田・冨山研究室の松原豊氏による「時間保護機能の概要と TOPPERS/JSPカーネルへの実装について」です。技術検討会では、現在、名古 屋大学高田・冨山研究室で検討している、組込みシステム向けの時間保護機能 の概要が紹介されました。

時間保護機能とは、アプリケーションごとのプロセッサ時間を保護する機能で、 単一のプロセッサ上に複数のリアルタイムアプリケーションを統合する場合に 重要な機能であると考えられています。主に自動車制御システムを適用対象と しています。また、TOPPERS/JSPカーネルに時間保護機能を実装した時間保護 カーネルについても紹介されました。時間保護カーネルは、松原氏が2005年度 IPA未踏ソフトウェア創造事業の支援を受け開発を行ったものです。

今後も開発を継続し、将来的にTOPPERSプロジェクトから配布することが検討 されています。当日は、約30名程度の参加者があり、主に時間保護機能のアル ゴリズムについて活発な議論が行われました。

参加のお誘い

TOPPERSプロジェクトでは,プロジェクトの趣旨に賛同してくださる方の参加 を待っています.プロジェクトの会員となることで,次のようなメリットがあ ります.

  • プロジェクトにおけるソフトウェア開発に参加できる
  • プロジェクトで開発したソフトウェアを早期に入手できる
  • プロジェクトで開発するソフトウェアに対して要望をだせる
  • プロジェクトの主催・共催するセミナに会員費用で参加できる

NPO法人の会員には,主に団体を対象とした正会員と,個人を対象とした準会員に加えて,プロジェクトに貢献して戴ける教育機関・公的機関・非営利団体・個人で会費を支払うことが難しい方を対象とした特別会員の制度を用意しています.

TOPPERSプロジェクトに何らかの形で貢献されたい方,プロジェクトで開発したソフトウェアをお使いの方,プロジェクトに興味をお持ちの方は,是非入会をご検討ください.

お問い合わせ先

TOPPERS プロジェクトに関するご質問や入会の申込みは,下記事務局宛にお願 いします.また,プロジェクトのウェブサイト(http://www.toppers.jp/)には,活動の詳細を紹介する資料を置いていますので,ぜひご参照ください.

編集後記

TOPPERS Project Newsletter に最後までお付き合いくださりありがとうござ います。また、ESECのTOPPERSブースにお立ち寄りください。

ニュースレターへのご意見がございましたら、TOPPERSプロジェクト事務局 (secretariat@toppers.jp)までご連絡いただければ幸いです。


NPO法人TOPPERSプロジェクト
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