TOPPERS Project Newsletter

第13号(2007年11月9日発行)

TOPPERSプロジェクト
http://www.toppers.jp/

目次

TOPPERSカンファレンス2007開催
TOPPERSプロジェクト第5回通常総会
TOPPERS of the Year 発表
知的財産権の扱いについて
ET2007特集
開発者会議報告
HiQOS商標登録
ET-West 2007に出展
環境にやさしいクルマの技術産業展
新リリース
運営委員に聞く
SWEST
ババくじロケット
参加のお誘い
お問い合わせ先

TOPPERSカンファレンス2007開催

TOPPERSプロジェクトでは、2007年6月15日に大田区産業プラザ(PiO)において、 TOPPERSカンファレンス2007を開催いたしました。第4回を迎える本カンファレ ンスのテーマを「5年目のTOPPERS 〜HiQOSへのあゆみ〜」とし、プロジェクト の活動報告、オーバービュー枠とチュートリアル枠に分かれてのセッションな どで、TOPPERSプロジェクトのあゆみを参加の皆さまに感じ取って頂きました。

午前の部では、電気通信大学 西康晴先生による「日本の組込みソフトは品質 で勝てるのか?」という講演を頂きました。参加の皆さまも西先生の講演は期 待されていたようで、早い時間から多くの方にご参加頂くことができました。 最後は、TOPPERSプロジェクト高田会長(名古屋大学)の講演で、カンファレ ンスは終了しました。休憩時間には、会員企業によるミニ展示が行われ、参加 者と出展社による熱心な討議が繰り広げられました。

カンファレンス終了後の懇親会では、TOPPERS of the Yearの結果発表が行わ れ、「TOPPERS/HRPカーネル(高信頼システム向けカーネル)」が受賞しまし た。宇宙を目指し、高信頼システムに使用可能なRTOSへの活動が会員の皆様か ら高く評価されたことになります。今回のカンファレンスのテーマ「〜HiQOS へのあゆみ〜」からも順当な結果でしょうか。表彰式では、宇宙航空研究開発 機構(JAXA)石浜直樹さんが代表して、高田会長から表彰盾を受け取りました。 また、懇親会では、昨年に続き「ライトニングトーク(Lightning Talks)」 が行われ、5分間という限られた時間内で、自由な、楽しい発表をして頂き、 大いに会場を盛り上げて頂きました。

プレゼンテータは以下の方々です。

  • 竹内良輔さん(リコー)
  • 邑中雅樹さん(もなみソフトウェア)
  • 川久保武明さん(エーアイコーポレーション)
  • 大西秀一さん(ヴィッツ)
  • 山本雅基さん(名古屋大学NEXCESS)
  • 大山博司さん(オークマ)
  • 松本哲明さん(ワイ・デー・ケー・テクノロジーズ)

懇親会は名残惜しい歓談の中、20時前にお開きとなりました。TOPPERSカンファ レンス2008は、以下の要領で開催されます。また来年も皆様とお会いできます よう、ご参加をお待ちしています。

TOPPERSカンファレンス2008開催要領

日程:2008年6月20日(金)
場所:大田区産業プラザ(今年と同会場)

TOPPERSプロジェクト第5回通常総会

TOPPERSプロジェクト第5回通常総会が、6月15日(金)15:45〜17:00に、TOPPERS カンファレンス2007が開催されている大田区産業プラザ・コンベンションホー ルにて開催されました。出席者は委任状含め65名で、会の成立が報告された後、 平成18年度事業報告(案)、収支報告(案)、平成19年度事業計画(案)、収支予算 (案)、定款の変更(昨年の変更に伴う手続き上の変更)が審議され、いずれも 異議なく承認されました。引き続き、知的財産権に関する規則の改定について 審議が行われました。規則の詳細については、「知的財産権の扱いについて」 の項に掲載されていますので、ご参照ください。あらかじめ会員向けに説明会 を開催し、ご理解をいただいていたため、本議題も異議なく承認されました。

以上をもって、TOPPERS プロジェクト第5回通常総会は、滞りなく審議を終了 しました。会員の皆様のご協力に感謝いたします。

TOPPERS of the Year発表

2007年6月15日TOPPERSカンファレンス懇親会において、第3回TOPPERS of the YEARの表彰が行われました。TOPPERS of the YEARは、2006年度の一年間で TOPPERSプロジェクトに貢献した活動、成果物に与えられる賞であり、プロジェ クト正会員の投票により決定します。

第3回目の今回は、「TOPPERS/HRPカーネル(高信頼シ ステム向けカーネル)」 が選ばれ、活動を代表して独立行政法人宇宙 航空研究開発機構の石濱 直樹氏が表彰盾を受けられました。

<第3回TOPPERS of the YEARの結果:上位3位>
1位:TOPPERS/HRP カーネル(高信頼システム向けカーネル)
2位:TOPPERS/OSEK カーネル(自動車制御向けのリアルタイムカーネル)
3位:対称型マルチプロセッサ(SMP)向けリアルタイムカーネル仕様

<受賞者のコメント>
この度、この賞を受賞出来たことを大変光 栄に思っております。これもひとえに、高田先生を始めとして、関係者の方々 のご支援があったからこそここまで来る事が出来たと思っております。また、 この賞を受賞することが出来たのも、HRP=High Reliable Profileの名の通り に、信頼性をKeyワードにして活動をしてきたことが、皆様に認められたのと 併せて、大変注目をされている証拠であると考えております。今後とも、 TOPPERSが現在掲げております、High Qualityなオープンソースに貢献できる ように、がんばっていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い申し上 げます。

知的財産権の扱いについて

TOPPERSプロジェクトでは、2007年6月15日に開催した第5回通常総会において、 開発成果物の知的財産権に関する規則(TOPPERS ライセンスを含む)の改定を 議決しました。

この改定は、TOPPERSプロジェクト運営委員会において、約1年間をかけて検 討してきたものです。検討の過程では、オープンソースソフトウェアのライセ ンスに詳しい弁護士のレビューとアドバイスをいただきました。また、2007 年5月23日には、会員向けに「開発成果物の知的財産権に関する規則の改定 について」と題した説明会を開催しました。その結果を踏まえ、上記の総会で 改定を議決しました。

以下では、規則を改定することになった理由と改定内容について説明します。

○規則改定の必要性

  • 従来の規則は、ソフトウェア(プログラム)のみを対象としていたが、 TOPPERS プロジェクトの活動の広がりに合わせて、教材や仕様書など、ソフト ウェア以外の著作物についてもカバーする必要が生じてきたこと
  • WGでの検討結果などの秘密を守るために、守秘に関する会員の義務を追加 する必要が生じてきたこと
  • GNU GPL がバージョンアップされる計画があることに関連して、GNU GPL とのデュアルライセンス条項を見直す必要が指摘されたこと
  • TOPPERS ライセンスの正式な英語版に対する要 望が強いこと
  • 規則中の曖昧な箇所を修正する必要があること

○TOPPERS ライセンスの改定点

TOPPERSの開発成果物であるソフトウェアに適用される利用条件であるTOPPERS ライセンスについては、次のように改定することになりました。これらの改定 は、いずれも文言の修正であり、本質的な利用条件が変更になるわけではあり ません。TOPPERS プロジェクトから今後公開するソフトウェアについては、順 次新しいライセンスに切り換えていく予定です。

  • GNU GPLとのデュアルライセンス条項(具体的には、「Free Software Foundation によって公表されているGNU General Public License のVersion2 に記述されている条件」という記述)を削除

TOPPERSプロジェクトでは、この条項を削除しても、TOPPERSライセンスのソフ トウェアを、GNU GPLでライセンスされたソフトウェアとリンクすることは許 されると考えています。

GNU GPLのソフトウェアとリンクすることができるライセンス条件は、 GPL-compatible と呼ばれています。TOPPERS ライセンスは、利用条件(3)にお いて必ず(a)の選択肢を選ぶものとすると、修正BSDライセンスよりも条件が緩 く、FreeBSDライセンスとほぼ同等の条件となりますが、Free Softeware Foundation は、修正BSDライセンスおよびFreeBSDライセンスを GPL-compatibleであるとしています。このことから、TOPPERSライセンスは GPL-compatibleであると判断してよいと考えられます。

  • 利用条件(4)に、「また、本ソフトウェアのユーザまたはエンドユーザか らのいかなる理由に基づく請求からも、上記著作権者およびTOPPERS プロジェ クトを免責すること」という記述を追加
  • 無保証規定中の「その適用可能性も含めて」を「特定の使用目的に対する 適合性」と修正
  • 正式な英語版を作成
    日本語版のTOPPERSライセンスと英語版のTOPPERS ライセンスは、いずれも正式で有効なものとします。両者の解釈にくい違いが 生じる場合には、ユーザが有利と考える方を選ぶことができます。

○TOPPERSドキュメントライセンスについて

プログラムと独立した著作物に適用されるライセンスとして、TOPPERSドキュ メントライセンスを制定しました。これまでにこれに相当するものとしては、 TOPPERS教育コンテンツライセンスがありました。TOPPERSドキュメントライセ ンスの制定により、TOPPERS教育コンテンツライセンスは今後適用しないもの とします。

○開発成果物の知的財産権に関する規則の本体の主な改定点

開発成果物の知的財産権に関する規則の本体の主な改訂点は次の通りです。

  • ソフトウェア(プログラム)以外の著作物に対応するための修正
  • TOPPERSライセンスとTOPPERSドキュメントライセンス使い分け記述
  • 守秘に関する会員の義務を追加
  • 中間成果物が規則の対象外であることを明記
  • 開発成果物の一般公開時期はTOPPERSプロジェクトが決めることを明記

なお、改定されたライセンスおよび規則の全文については、TOPPERSプロジェ クトのウェブサイトをご参照ください。

ET2007特集

■ET2007のご紹介

11月14日〜16日にパシフィコ横浜で開催される組込み総合技術展(Embedded Technology 2007; ET2007)に昨年同様、パビリオンを出展します。TOPPERS利 用した展示を行うほか、これまでにTOPPERS開発してきた開発成果の展示に加 え、これからTOPPERSトが取り組む次世代カーネルの発表を行います。

また、パビリオン内のプレゼンテーションコーナーでは、出展企業によるプレ ゼンテーションが行われます。プログラムは毎日パビリオン内に掲示されます ので、ご興味のある時間帯にぜひお立ち寄り下さい。

■ET2007 スペシャルセッションのご案内

ET2007 2日目の11月15日(木)10:00〜13:15 に、「TOPPERSセッション」と題し たスしたスペシャルセッションを、アネックスホール「F204」にて開催致 します。テーマは「TOPPERSソフトウェアへの取組み」 です。プログラムは、以下の通りです。

時間タイトル講演者
10:00〜10:30 TOPPERS の現在と将来展望 邑中雅樹氏(もなみソフトウェア)
10:30〜11:00 TINETにおけるITRON TCP/IP API拡張昨日の実装 阿部 司氏(苫小牧工業高等専門学校)
11:00〜11:30 組込み向けファイルシステムFatFs for TOPPERSの紹介 今井和彦氏(宮城県産業技術総合センター)
(休憩)
11:45〜12:15 TOPPERS新世代カーネルの仕様解説 高田広章氏(名古屋大学/TOPPERSプロジェクト)
12:15〜12:45 機能安全対応TOPPERS開発成果の開発状況報告 服部博行氏(ヴィッツ)
12:45〜13:15 リアルタイムOSの高信頼性検証について 長山卓也氏(NEC通信システム)

事前申込はすでに満席で締め切られておりますが、空席があれば当日お越しい ただいても聴講可能です。皆さまぜひご来場ください。

■ET フェスタ のご案内

ET中日の11月15日(木)17:00〜18:00 には、ET会場内で恒例のETフェスタが開 催されます。TOPPERSプロジェクトも昨年に引き続きフェスタに参加します。 各種飲み物、焼き鳥缶などをご用意して、皆様のご来場をお待ちしています。 ぜひご参加下さい。

■組込み業界コミュニティ交流会のご案内

ETフェスタ終了後、18:30より、こちらも恒例の組込み業界コミュニティ交流 会が開催されます。昨年は150名を越える参加者を得て、大きな交流の場とな りました。なるべく事前申込の上、ご参加下さい。

日時:1月15日(木)18:00 入場開始、18:30〜
場所:熱烈食堂クイーンズスクエア横浜店
申込先:事務局(secretariat at toppers.jp)

■TOPPERS パビリオン/ET2007 共同出展企業紹介


(株)協栄エレクトロニクス

TOPPERSを使った「組込み学習キット」を技術者育成のため教材を開発してい る会社です。教材は、多数のサンプルプログラム掲載に加えてハードウェアが 動作する仕組みを搭載ハードウェア毎に解説しています。ハードウェアの仕組 みと合わせて組み込みシステム開発の拡張性を考慮し、個々の学習課題を充実 した学習教材です。

(株)日立システムアンドサービス

日立システムアンドサービスは、幅広い分野で情報システム構築を提供するシ ステムインテグレーターです。組込み分野では約500名の技術者を擁し、情報 家電、FA機器、車載機器、金融端末向けのソフトウェアの開発を行っています。 ドライバ層からアプリケーション層まで幅広い技術要素を元に、ソリューショ ンをご提供いたします。今回は、TOPPERS対応ミドルウェアとしてUDFファイル システム『Optifiler(オプティファイラ)』を展示致します。

東芝システムテクノロジー(株)

組込み・監視制御システムの開発受託を主な業務とし、発電プラントを中心に 実績を積み重ねてまいりました。この技術蓄積をベースに、製造業界の高安全 化、高信頼化システムのニーズに広く応えています。ET2007では、IEC 61508 (機能安全規格)に基づいたソフトウェア安全性評価ツール「安診太郎」を出 展しています。本ツールはIEC 61508が推奨する技法の適用状況からソフトウェ アの安全性を評価します。

(株)サニー技研

株式会社サニー技研は、ET2007のTOPPRESプロジェクトブースへ出展します。 今回の目玉は、(株)ヴィッツ、東海ソフト(株)と共同開発した車載ネットワー ク用通信ミドルウェアです。サニー技研は、多くの量産車両への搭載実績に裏 付けられた高信頼性の「NonOS 対応CAN/LIN通信ミドルウェア」の紹介を行い ます。

東海ソフト(株)

東海ソフト株式会社は、1970年の創業以来、FA ステム開発を中心に事業展開 を行い、ソフトウェア開発、各種マイコン基板開発も手がけるシステムハウス です。近年では、平成17、18年度地域新生コンソーシアム研究開発事業、続い て平成18年度戦略的基盤技術高度化支援事業に参加し、活動を行っております。 本展示会ではこれらの開発成果をご紹介いたします。

(株)ヴィッツ

経済産業省 地域新生コンソーシアム研究開発事業の成果物である「保護機能 OS(メモリ保護、時間保護)」と「CAN/LIN ミドルウェアパッケージ」をご紹 介します。会場では、前述通信ミドルウェアを実装した二足歩行ロボットによ るデモンストレーションや自動車電装部品メーカとの協力のもと実施した保護 機能OS実証実験の様子を実際に使用した電動カートを用いてご紹介します。

(株)テック・エス・シー

弊社は組込・制御分野、Open系ソフトウェアの受託開発及び技術者の提供を中 心に行っております。高齢化が進む中今後は、人材の有効活用と育成を柱に、 先人たちが育て・伝承した技術・ノウハウを受け継ぎ、時流に合った形で更に 進化させお客様に提供し次の世代に伝えて行く事で社会に貢献して参ります。

(株)エーアイコーポレーション

NPO法人TOPPERSプロジェクトが開発したオープンソースカーネルである機能分 散マルチプロセッサ対応RTOS「TOPPERS/FDMP」をベースにエーアイコーポレー ションが基本ミドルウェアの移植及び開発環境への対応をおこなった 「TOPPERS-Pro マルチ/FDMP」を展示します。

(株)YDK テクノロジーズ

YDKテクノロジーズでは、ITRONによる組込みネットワーク機器開発環境、およ び採用事例の紹介と、エンジニアリングサービスの紹介に関する展示を行いま す。

  • MicroBlaze+ITRON組込みネットワーク開発KIT「SUZUME『雀』」
  • ARM+ITRON組込みネットワーク開発環境「aZealNET」
  • FPGA 用10/100Ethernet MAC IPコア「yMAC」
  • ITRON用高速TCP/IPプロトコルスタック「ySOCK6」

日本電気通信システム(株)

弊社はユビキタス時代のネットワークの姿を「通信」「組込みシステム」両面 から追求しています。ソフトウェア・ハードウェア開発からコンサルティング、 システムインテグレーションまで通信における幅広い領域で企業へのソリュー ションを提供しています。また、20年以上にわたり積み重ねてきたノウハウを ベースに車載機器・情報家電・複合事務機など、組込み製品を開発する企業に ソリューションを提供しています。

NECエレクトロニクス(株)

TOPPERS FlexRayミドルウェアパッケージを搭載したV850評価ボードおよび、 移植に使用した開発環境のご紹介をTOPPERSパビリオンにて行います。また、 弊社独自ブースも設けており、V850、78Kマイコンを中心に、各種ソリューショ ンの展示を行っております。TOPPERSパビリオン共々、ぜひお立ち寄りくださ い。

横河ディジタルコンピュータ(株)

  • FlexRay スタータキット(GT201 シリーズ)は、初めてFlexRayに関わる 方、物理層を評価したい方、デモ環境を構築したい方などにお勧めです。
  • FlexRay バスアナライザ:GT300、データジェネレータ:GT350、ディスター バンスツール:GT360-S02 は、それぞれデータ取得・解析、生成データ送信、 妨害信号発生などの機能を有しております。

(株)ルネサス テクノロジ

株式会社ルネサステクノロジは、TOPPERSプロジェクトに参画し、くるまの快 適性・安全性を追い求める上での技術の一つであるネットワーク技術への貢献 をしています。今回はFlexRayを中心とした技術を紹介していきます。

■ET2007 出展(ブースNo.)企業紹介


(株)アドバンスド・データ・コントロールズ
ブースNo. A-02

弊社では、既存の製品に加え、組み込みソリューションとして、 静的ソース コード解析ツールDoubleCheck、分散ビルドシステム、高速シミュレータなど の新たなテクノロジーにより、「現在」「過去」「未来」の全てにおけるバグ を発見することが可能となったGreen Hills Software社統合開発環境MULTI 5 をはじめ、高い信頼性、厳しい制約のある組み込みシステム開発を必要とする お客様のご要望に対応した各種RTOSソリューションおよび車載 ネットーワー クプロトコル向け開発ツールADaC FlexRay Analyzerなどをご紹介させていた だきます。

アップウィンドテクノロジー・インコーポレイテッド
ブースNo. D-24

TOPPERS 等のRTOS を採用した組み込みシステム開発のためにアップウィンド テクノロジーが開発したGNU 開発ツールのディストリビューションである 「GNUWing」についてデモを交えながらご紹介いたします。また、TOPPERS を 採用した受託開発も是非当社にご相談ください。

(株)エーアイコーポレーション
ブースNo.D-39

TOPPERS プロジェクトで開発した各種カーネルをベースにリモートリンクロー ダ機能を追加しました。これによりフィールドに出荷された製品のメンテナン スが可能となりました。更に基本的なミドルウェアをインテグレートした開発 プラットフォーム「TOPPERS-Pro」を展示します。またセキュリティ機能を重 視しつつ新しいサービスの対応が求められているマーケット向けにメモリ保護 機能及びリモートリンクローダ機能のデモ展示を行います。

(株)グレープシステム
ブースNo. E-34

株式会社グレープシステムは、組み込み関連と印刷関連の二つの分野に特化し た事業展開をおこなっています。豊富な製品のラインナップとハイレベルな技 術力は、大手メーカーが販売する製品における数多くの弊社技術の実績を物語っ ています。当社は、TOPPERSを含む組み込み業界の各種関連団体への参加や、 広範囲に渡るパートナー企業とのコラボレーションによって、更にビジネスを 拡大し、大きく躍進する企業を目指しています。

名古屋大学大学院 情報科学研究科 高田・冨山研究室
ブースNo. U-014 ユニバーシティパビリオン

当研究室では、組込みシステムの設計・開発に関して、ソフトウェアとハード ウェアの両面から幅広く研究しています。現在の主な研究分野は、次世代リア ルタイムOS技術、システムレベル設計技術、組込み向けネットワーク技術、消 費エネルギー最適化技術です。研究室の学生は、企業との共同研究に加えて、 TOPPERSプロジェクト、SWEST、CESTなどの産学官連携活動にも積極的に参加し ています。ブースには、各研究テーマのポスターのほか、「SystemBuilder に よるMPEGデコーダシステムの協調設計・協調検証」などのデモを展示する予定 です。

セイコーエプソン(株)
ブースNo. B-21

less(省)の技術をプラスする設計「+ less design」コンセプトの下、「安 心・健康・快適・環 境」マーケットのお客様へ様々なシステムLSIソリューショ ンをご提案、ご提供します。ET2007 では高い伝送効率を実現した無接点電力 伝送モジュール/新開発の16ビットRISCマイコン/USB2.0ソフトウェア内蔵コ ントローラ/ネットワークカメラICとマルチビデオ入力 のI/P変換ICなど、様々 な製品・技術をご紹介いたします。是非ご来場ください。

(株)ソフィアシステムズ
ブースNo. B-04

組み込み機器開発のエンジニアを支えて30年。各種CPUをサポートするエミュ レータに加え、TOPPERSをはじめとする組込みOS開発用プラットフォームなど 開発ソリューションを提供しています。エンジニアが限られた予算と時間で、 簡単に品質のよい製品を市場へ出すことを可能にします。

(株)ソリトンシステムズ(日本アルテラ(株)内ブース)
ブースNo.A-09[(株)ソリトンシステムズ] EXpresso シリーズ展示
ブースNo.A-21[日本アルテラ(株)] eXCite 展示

ソリトンシステムズは、Cベース高位合成環境を中心に、C言語ハードウェア設 計のキーテクノロジーを提供します。また、画像処理ボード「EXpresso(エク スプレッソ)シリーズ」や大容量メモリ/ プログラム可能なStratixIIを搭載 した超高速データ処理エンジンの自社開発、カスタム設計受託も展開しており ます。

(株)豆蔵
ブースNo.LE-004

豆蔵は単に「知識を提供する会社」でなく、「お客様のプロジェクトを成功さ せる会社」という考え方のもと、ソフトウェアエンジニアリングを使ってお客 様の組み込みソフトウェア開発力強化をご支援しています。組込みコンサルティ ングはプロセス、技術、組織/人の3つの視点でプロジェクト管理、ソフトウェ ア開発全体の改善を行なっています。

(株)ルネサス テクノロジ
ブースNo.E-16

TOPPERS/JSP、TOPPERS/OSEKに対応したデバッグ環境(開発中)を展示します。 ルネサスの統合開発環境に標準搭載され誰でもすぐに利用可能です。TOPPERS カーネルを自動認識するため面倒な操作が不要です。デバッグ用パッチも不要 です。新エミュレータ『E100』による新機能(プロファイル、スタックカバレッ ジ、他)も搭載しています。今後、TOPPERS/ASPなどへの展開も計画していま す。

■謎のバンド、吠える

TOPPERS ニュースレターファンの皆さん、こんにちは。本日は、TOPPERSと SESSAMEで噂されている謎のバンド、横井バンド?について、本誌が苦労して 入手した情報をお伝えします。実はこのバンド、ET2007にて開催されるET フェ スティバルという企画内で、バンドデビューを企てている模様。メンバーは組 込みに関する人たちが集まり、密かに活動をしているようだ。メンバーは5人。 あまりにも、濃い人たちが集まりすぎて、他の者を寄せ付けない感はあるのは 仕方ないだろう。ETフェスタ中、このバンドメンバーは中央のステージで大暴 れをする予定なので、TOPPERSブースにお集まりいただいたTOPPERSファンの皆 さんは、ステージを見られないかもしれないが、中央で暴れたあとは、 TOPPERSブースでセカンドコンサートを実現してもらいたいものだ。尚、この バンドの情報はこ ちらのサイトでも掲載されているので、参考にされたし!

開発者会議報告

7月16日から7月17日にかけて、TOPPERS開発者会議(開発者合宿)が開催され ました。今回は、開催地を江東区夢の島にある東京スポーツ文化館(BumB)と しました。東京駅から一駅とは思えない自然溢れる環境の中で、有意義な議論 検討ができたかと思います。

■開発者会議とは

TOPPERSプロジェクトは、公開する仕様や実装について基本的に会員向けの電 子メールを用いて検討や議論を行っています。しかし、文字だけの電子メール では、微妙なニュアンスを伝えづらく合意を取る事が難しいことがあります。 開発者会議は、TOPPERSプロジェクト会員の主要開発者が合宿形式で集まるイ ベントです。

TOPPERSプロジェクトの主要開発者は、学校関係者、公設試験場職員、企業の 現役プログラマなどから構成されており、開発者会議は、産官学連携の実践的 な場でもあります。

■今回会議の目的と成果

1.ASPターゲット依存部のレビュー
現在、TOPPERSプロジェクトでは、新世代カーネルシリーズの中核となる TOPPERS/ASPカーネルを開発重点課題のひとつとして活動しています。 TOPPERS/ASPカーネルは、"緩い標準化"の方針で成り立っているμITRON仕様の うち、ターゲット依存性を排除する方向で検討が進んでおり、μITRON仕様4.0 仕様から導入された静的API に関する仕様が整理されます。今回の開発者会議 では、新しいカーネルコンフィギュレータに対応したターゲット依存部につい て、現在実装が完了し、また、日本国内での需要が大きいSuperHおよびARMを 例に取ってレビューおよび質疑応答を行いました。

2.ARMターゲットに関する情報交換
ARMアーキテクチャは、非常に多くのセミコンダクタメーカがコアアーキテク チャとして採用しているため、オンチップペリフェラルが多種多様です。この ため、ターゲット依存部の移植担当者の間での情報交換が、安定したカーネル の供給の為に欠かせません。事前準備が十分でなく、また、限られた時間の中 での議論でしたが、ARMターゲットの依存部に関しては、今後も継続して情報 交換を行う必要性を開発者間で共有できたかと思います。

3.TOPPERS/JSP及びASPカーネルのリリース方法について
TOPPERSカーネルは、TOPPERSライセンスに基づく自由な利活用が可能ですが、 安定性を重視する為に、会員内のみ参照可能な早期リリースと一般配布物を分 けています。このため、一部の開発者に負荷がかかる結果となっており、リリー スの頻度も迅速とは言えないのが現状です。そこで、TOPPERS/JSPカーネルの ソースコードリポジトリの構築方針やリリース手順の方法について、議論を行 いました。

TOPPERSプロジェクトは、今後も、成果を出し続ける開発プロジェクトとして 開発者会議や技術検討会議などエンジニアの刺激となる活動の場を提供して行 きたいと思っています。

1日目
13:00-13:30 事務連絡・会費徴収・開会挨拶・自己紹介など
13:30-15:00 「新cfgに対応したASPターゲット依存部のレビュー SH」
15:00-15:20 休憩
15:20-18:20 「新cfgに対応したASPターゲット依存部のレビュー ARM」
18:30-19:30 夕食
19:30-21:40 「新cfgに対応したASPターゲット依存部のレビュー 総合」
「開発ロードマップの改訂」
21:40-22:00 事務連絡・会場撤収
22:00- 徹夜好きな方々は各自ご自由に…
2日目
9:00- 9:20 会場セットアップ,事務連絡等
9:20-12:00 「ARMターゲットに関する情報交換」
12:15-13:00 昼食
13:00-17:10 「TOPPERS/JSP及びASPカーネルのリリース方法について」
17:10-17:30 総括,片付け,解散

■次回開発者会議について

次回開発者会議は、以下の要領で開催されます。まだ定員に若干ゆ とりがありますので、お申込をお待ちしています。

日時:11月25日(日)13:30〜11月26日(月)15:00
場所:ヤマハリゾートつま恋(現地集合)
課題:TOPPERS 統合仕様書レビュー
技術ロードマップの改訂に関する検討

HiQOS商標登録

TOPPERSプロジェクトの新しいキャッチフレーズとしてすっかり 定着した「HiQOS」ロゴですが、申請していた商標登録が以下の類 で登録査定となりました。

  • 第9類
  • 第35類
  • 第41類

これからも「HiQOS」ロゴをよろしくお願いいたします。

ET-West 2007に出展

6月6日(水)7日(木)にマイドームおおさかにて開催されたET-West に、TOPPERS プロジェクトとして初めて出展しました。教育コンテンツ(二足歩行ロボッ ト)、FatsFs for TOPPERS、TOPPERS/ASPカーネル、HRPカーネル、CAN/LIN通 信ミドルウェアパッケージといった開発成果を中心に、ESECとほぼ同様の展示 を行いました。

関西初出展ということで、TOPPERSの認知度を上げるため、どこから見ても目 立つのぼりを作成するなどの工夫を行いました。展示会自体の来場者が2日間 で5000名と、規模はやや小さいですが、TOPPERSブースへの来場者のほとんど がTOPPERSを知らない方ばかりで、関西でのTOPPERSの認知度を上げるという目 的は達したと思います。また、近隣の小学生の社会科見学に対応したり、「オー プンソースで何を商売しているのか。儲かるのか。」という質問を受けたり、 にぎやかな2日間でした。

環境にやさしいクルマの技術産業展

9月7日(金)〜9日(日)ポートメッセなごやにて開催された『環境にやさしい 「クルマ」の技術産業展 〜なごやエコクリーンカーフェア2007〜』にパビリ オンを展示しました。本展示会では、「クルマ」と「環境」をテーマに TOPPERSプロジェクトのメンバ企業(ヴィッツ、サニー技研、東海ソフト)・ 個人会員の協力の下、開発成果(平成17年度・平成18年度地域新生コンソーシ アム研究開発事業(中部地区)「自動車統合制御用組込みOS の開発」、 TOPPERS FlexRayミドルウェアパッケージ)を紹介しました。

開発成果のひとつである保護機能OS(時間保護機能・メモリ保護機能)は、ク ルマ内部で使われるECUの数が増加していることを背景に、ECUの統合を実現出 来るOSとして紹介。ECU統合を進めることで車体重量の軽減による燃費の向上、 部品製造に掛かる熱量を削減する効果が期待出来ることを説明しました。また、 同じく開発成果物であるCAN/LINミドルウェアパッケージを使用することで ECU 統合を促進させる効果があることも併せて紹介しました。

TOPPERS FlexRayミドルウェアパッケージは、By-Wire化を容易に実現出来るソ フトウェアとして紹介。By-Wire化の実現により車体重量の軽減による燃費の 向上、部品製造に掛かる熱量の削減、この他に既存のクルマの外見に囚われな い自由な車両デザインが出来ることで、車内における快適性の向上はもとより 空気抵抗の少ない車両デザインが可能となり更なる燃費の向上が期待出来るこ とを説明しました。

これらのソフトウェアを電動カートやラジコンに搭載することで、企業だけで は無く一般の来場者にも、解り易く組込みソフトウェアが自動車をとりまく環 境諸問題を解決出来る有効な技術であることに興味を持って頂きました。

新リリース

TOPPERS/ASPカーネルRelease 1.B.4の会員向け早期リリースを開始しました。 TOPPERS/ASP カーネルは、TOPPERS次世代カーネルの基盤として、TOPPERSプロ ジェクトにおいて開発中のリアルタイムカーネルです。アーカイブには最新の 仕様書も含まれています。利用に際してはREADME.txtファイルをご一読くださ い。

運営委員に聞く

第2回目はルネサスの脇坂さんにご登場いただきました。

Q1

なぜTOPPERSプロジェクトに関わるようになったのですか?

A1

TOPPERSプロジェクトに関わるようになったのは、高田先生からTOPPERSプロジェ クトを組織化するお話がルネサス(当時は日立)へありまして、TOPPERSプロ ジェクト組織化準備委員会を立ち上げるので、半導体メーカからも組織化準備 委員会へ参加して欲しいということで、私の上長がOKしたことで始まりました。

2002年11月にTOPPERSプロジェクト組織化準備委員会が設立されて、組織化の ためのさまざまな検討が行なわれ、新しい会社を作るような少しワクワクした 感じだったことを覚えています。その後、2003年9月にNPO法人TOPPERSプロジェ クトが設立されて、そのときからTOPPERSプロジェクトに参加しています。私 がはじめて高田先生とお会いしたのは、2001年のトロン協会ITRON仕様検討WG でした。当時はuITRON4.0/PXメモリ保護仕様検討会に参加していました。

Q2

半導体メーカとTOPPERSプロジェクトとのかかわりは?

A2

ご存知の通り、ルネサスは2003年に日立製作所と三菱電機の半導体部門を事業 統合してスタートした会社で、マイコン、SoC、開発環境などのシステムソリュー ションを提供しています。HI、MRシリーズのRTOSやツール製品をサポートして います。

最近の組込み市場の分野において、TOPPERSが狙う良質なオープンソースソフ トウエアへの期待が高まっています。例えば、お客様の中には、マイコンはル ネサスで、RTOSはTOPPERSカーネルを採用されるといった話を聞くようになり ました。また、自動車や携帯に代表されるような組込みシステムは大規模化の 方向であり、さまざまなソフト部品から構成されています。半導体メーカとし てもお客様が採用されるソフトウエアの対応が必要であることから、TOPPERS との関係は今後ますます重要になります。

そこで、ルネサスの開発環境でもTOPPERSのカーネルをサポートすることにな りました。ET2007で展示していますのでご覧下さい。

Q3

運営委員としての役割は何ですか?

A3

このTOPPERSニュースレターを担当しています。初めから担当していたわけで はありません。いつだったか忘れましたが、前任者であるヴィッツの服部さん から引き継ぎまして、何回かニュースレターを発行させていただきました。今 でも服部さんと、事務局の横井さん、根来さんと、ET2007などのイベントに合 わせて発行前の編集会議を開いて、原稿依頼や日程の打合せを行なっています。 会社の会議や打合せと違ってとても和やかな雰囲気です。

ニュースレターはTOPPERSプロジェクトのトピックスや活動状況などの情報を 発信しています。ニュースレターを通して、開かれたTOPPERSプロジェクトを もっとよく知っていただければと思っています。

Q4

最後にTOPPERSへの期待を教えてください。

A4

マルチプロセッサなど半導体を取り巻く環境も変化していく中で、TOPPERSプ ロジェクトへの期待は大きいと思います。運営委員会、各WG、技術検討会議、 開発者会議などオープンで自由な意見が言えるのもTOPPERSプロジェクトの魅 力です。また、参加者の皆さんもいろいろな業種の方がいて、新しい技術が生 まれそうな予感がします。それと、海外への展開も是非お願いしたいですね。 最近は国内のお客様でも開発は海外だったりします。ITRONの国内のシェアは 依然として高いですが、最近では、海外でもITRONの採用が見直されています。 近い将来にTOPPERSの海外展開にも期待は大きいと思います。

本日はありがとうございました。

SWEST

組込みシステム技術に関するサマーワークショップ(SWEST9)が、8月30日(木) 31日(金)の2日間にわたって、浜名湖:舘山寺温泉の遠鉄ホテルエンパイアに て開催されました。TOPPERSプロジェクトは共催団体として、運営の支援をし ました。

今年のテーマは「楽しんでますか?組込み開発!」です。過去最大規模の180 名を超える参加者を得、深夜にまで及ぶ熱い議論がかわされました。詳細につ いては、SWESTのホームページを ご参照下さい。

また、SWEST9に先立って、学生主導の運営によるサマースクール(SSEST3)が 同会場にて開催されました。こちらも過去最大の40名という参加者が集い、3 日間の有意義な時間をすごしました。詳細は、SSESTのホームページをご参照下さい。

SWEST9では、参加者の投票により優れた発表に対して贈られるベストポスター 賞を、TOPPERSの会員である(株)ヴィッツの皆さんが受賞されました。おめで とうございます。

ベストポスター賞
「ペイロード搭載モデルロケットによる飛行経路の計測と表示」
久保綾子ほか((株)ヴィッツ)

プラクティカル賞
「グライダーによる自由落下制御システムの試作と実験」
鵜飼敬幸ほか((株)ヴィッツ)

6月15日に開催されたTOPPERSカンファレンスの抽選会でYDKテクノロジーズに 見事(?)にHAMANA 実行委員会公認の、モデルロケットKITが当選しました。

更に、この当選者は、TOPPERSプロジェクトを代表してHAMANA-4に参加すると いう特典までついている、すばらしいものでした(一部では「罰ゲームだ」と いう声もありますが…)。

しかし、YDKテクノロジーズとしては、諸事情からHAMANA-4への参加を断念し たばかりで、チームを社内のメンバーだけで結成することが困難な状況。う〜 ん…困ったと考えていてもどうにもならないので、TOPPERS代表チームという 肩書きを利用して、TOPPERSプロジェクトの方々を引き込んでチーム「T・D」 を結成しました。

しかし、開発スタートが7月、SWEST9での発表までに2ヶ月未満という状況、メ ンバー全員、深夜まで仕事をしている多忙な人たちばかり、普通に開発してい たのでは開発工数が足りません。そこで思いついたのが組み合わせで作ろうと 言う考え。今までの資産を総動員して、組み合わせ型の開発をしてみると、な んと新規に作成したソースコードはコメントラインを含んで240ラインででき てしまいました。このおかげで、8月30日の朝、静岡県中田島砂丘での打ち上 げを無事行うことができました。

しかし、人為的なミスでデータ収集に失敗、尚且つ、着地の衝撃でペイロード が破損するというトラブルにより、この日はデータ収集ができませんでした (後日リベンジして無事データ取得できました)。来年のHAMANA-5にもチーム 「T・D」として参加したいと思いますので、是非、皆さんも参加してください。

参加のお誘い

TOPPERSプロジェクトでは,プロジェクトの趣旨に賛同してくださる方の参加 を待っています。プロジェクトの会員となることで、次のようなメリットがあ ります。

  • プロジェクトにおけるソフトウェア開発に参加できる
  • プロジェクトで開発したソフトウェアを早期に入手できる
  • プロジェクトで開発するソフトウェアに対して要望をだせる
  • プロジェクトの主催・共催するセミナに会員費用で参加できる

NPO法人の会員には、主に団体を対象とした正会員と、個人を対象とした準会 員に加えて、プロジェクトに貢献していただける教育機関・公的機関・非営利 団体・個人で会費を支払うことが難しい方を対象とした特別会員の制度を用意 しています。

TOPPERSプロジェクトに何らかの形で貢献されたい方、プロジェクトで開発し たソフトウェアをお使いの方、プロジェクトに興味をお持ちの方は、是非入会 をご検討ください。

お問い合わせ

TOPPERSプロジェクトに関するご質問や入会の申込みは、下記事務局宛にお願 いします.また,プロジェクトのウェブサイト(http://www.toppers.jp/)には、活動の 詳細を紹介する資料を置いていますので、ぜひご参照ください。

編集後記

TOPPERSプロジェクトニュースレターに最後までお付き合いくださりありがと うございました。11月14日から開催されるET2007 のTOPPERSブースへ是非お立 ち寄りください。ニュースレターへのご意見等ございましたら、TOPPERSプロ ジェクト事務局secretariat at toppers.jpまでご連絡いただければ幸いです。


NPO法人TOPPERSプロジェクト
http://www.toppers.jp/
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町1-8-12 東実年金会館8F
社団法人 組込みシステム技術協会内
TEL&FAX (03)3865-5616 Email: secretariat@toppers.jp