(toppers-users 3223) [参加者募集]  TECSを用いたコンポーネントベース開発入門 @名古屋大学NCES NEP

山本雅基 myamamoto @ nces.is.nagoya-u.ac.jp
2010年 7月 6日 (火) 14:57:06 JST


TOPPERS usesの皆様

名古屋大学の山本です.

このMLをお借りして,教育コースのご紹介をさせていただきます.
TOPPERSのTECSを学びなおすチャンスです.このコースは,無料で開催します.
先着順ですので,どうぞ,お早めにお申し込み下さい.

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  名古屋大学 大学院情報科学研究科 附属組込みシステム研究センター
        人材育成プログラム(NEP)からのお知らせ
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NEP公開講座の受講者募集のご案内です.

NEPでは,この度,
  「TECSを用いたコンポーネントベース開発入門」
を以下の日程で、開講します。

   2010年7月22日(木)9:15 - 17:00
   2010年7月23日(金)9:30 - 17:00

本コースの受講生募集を,2010年7月16日(金)24:00 までWebで行います.
※ただし定員になり次第,締め切らせていただきます.

コース概要とお申込みページはこちら
https://www.nces.is.nagoya-u.ac.jp/NEP/D04.htm

どうぞ,Webからお申込み下さい.

■費用
・受講料       : 無料

■場所
 名古屋大学 IB電子情報館南棟 285号室
 ( http://www.nces.is.nagoya-u.ac.jp/NEP/map_IB.htm )

■定員
20名
先着順となります

■講師
高田広章(名古屋大学)、大山 博司(オークマ)
安積卓也(立命館大学)、鵜飼敬幸(ヴィッツ)
講師は、都合により変更される場合があります.

■概要
このコースでは、コンポーネントベース開発の基礎として、以下を学びます。

・コンポーネント記述
・インタフェースジェネレータの利用方法
・コンポーネントソースのプログラミング基礎(C言語)

各種のソフトウェアモジュールを部品化し、必要な部品を組み合わせるこ
とによって大規模な組込みソフトウェアを効率的に構築するための技術で
あるコンポーネントシステムとしてTECS(TOPPERS Embedded Component System,
http://www.toppers.jp/tecs.html )を利用します。

TECSを利用することによる利点は、次のようになります。組込みソフトウ
ェアの構造の見える化により、システムの理解が容易になり、ソフトウェ
アの体系的な再利用が促進されることに加えて、部品間の呼び出しの見え
る化により、検証作業が容易になります。

TECS は、 C 言語をベースとし、インターフェースジェネレータによって
部品を静的に結合させるため、極めてオーバヘッドの小さいコンポーネン
トシステムとなっています。そのため、リソース制約の厳しいシステムに
適用できることに加えて、ソフトウェア部品の粒度を小さくできることか
ら、きめ細かなすり合わせが可能になります。

マイコンボードを用いたプログラミング演習を行いますので、初級技術者
にとって必須となるプログラミング工程を体験的に学ぶことができます。
演習教材として二軸二輪独立駆動型倒立制御ユニット(PUPPY2)を利用します。

■実習機材
講義当日は、受講者1人に以下の実習教材1セットをお貸しします。
 ・開発用ホストPC
  WindowsPC, 開発環境をセットアップ済
 ・演習用マイコンボード
  HSB16C29S64NE + BB STUDY I/O(北斗電子)
  http://www.hokutodenshi.co.jp/7/HSB16C29.htm
  二軸二輪独立駆動型倒立制御ユニット(PUPPY2)

■到達目標
・コンポーネントベース開発の基礎が理解できる
・コンポーネント記述を利用した開発方法が理解し実践できる
・コンポーネントソース(C言語)のプログラム開発ができる

■対象者
リアルタイムOSを用いた組込みソフトウェア開発に従事されている方、
または従事される予定の方、または組込みシステムにおけるコンポー
ネントベース開発に興味のある方

■前提条件
以下の(1)-(2)の条件がAND条件の方
(1)C言語のプログラミングの経験が2年以上あること。
(2)NEXCESS基礎1コース,あるいはNEP組込みプログラミング入門コースの受講
者,
もしくはWebからダウンロードして自習済みの方
<前提として必要な知識>
・リアルタイムカーネル(μITRON)の使用方法(外部仕様)
・コンフィギュレーションファイルについて

■特記
(1)撮影に関する協力
講義の様子を撮影し,復習・講義改善・電子教材開発へ利用する計画があり
ます.皆様の画像・音声が記録され,電子教材として配布される可能性があ
ります.

(2)アンケートに関する協力
講義の前中後に,アンケートや簡易テストなどを実施する場合があります.
アンケートは,上司や部下の方へ実施する場合があります.これらの調査は,
本教育の効果に関する研究目的のみで実施し,個別のデータは,配布されま
せん.ただし,個人情報が特定されないよう統計処理するなどして,論文な
どで発表される場合があります.

■内容
第1日目
TECSの基礎

第2日目
PUPPY2のコンポーネントベース開発

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お問い合わせ先
 〒464-8601
名古屋市千種区不老町 C3-2(631)
大学院情報科学研究科 附属組込みシステム研究センター
     NEP事務局
TEL : 052-789-5284
FAX : 052-789-4237
E-mail : nep @ nces.is.nagoya-u.ac.jp
URL : http://www.nces.is.nagoya-u.ac.jp/NEP
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