(toppers-users 703) CEST セミナーのお知らせ
Hiroaki TAKADA
hiro @ ertl.ics.tut.ac.jp
2002年 12月 29日 (日) 18:04:04 JST
メーリングリスト登録者各位
年末にお知らせすることになって申し訳ありません。
組込みソフトウェア開発技術研究会(CEST)では、「C言語ベース設計と高位
合成技術」というテーマのセミナーを、1月30日に開催することになりました。
ソフトウェア技術者にもハードウェア技術者にも興味深い内容になるよう企画
しました。ぜひご参加くだされば幸いです。
# 例によって多数のコピーを受け取られる方にお詫びします。
高田広章
豊橋技術科学大学
■-------------------------------------------------------------■
第 5回 CEST技術セミナーのご案内・参加者募集
「C言語ベース設計と高位合成技術 」
■-------------------------------------------------------------■
Consortium for Embedded Software Technology ; CEST
近年の半導体技術の発展により、LSI上に実現できる回路規模がますます大規
模化し、大規模LSIの効率的な設計手法が大きな課題となっています。そのよ
うな中で、C言語をベースとした言語によりLSIを設計し(C言語ベース設計)、
そこから高位合成技術を用いてLSI上に実装する手法が注目を浴びています。
これらの技術は、組込みシステムのハードウェア設計者にとって重要であると
同時に、ソフトウェア技術者にとっても、次のような意味で重要な技術となり
つつあります。(1) C言語ベース設計により、ソフトウェア技術者がLSI設計に
参加するケースが出てくること、(2) ソフトウェアとハードウェアの境界に流
動化により、システム全体の最適設計のためには、ソフトウェア技術者にも
LSI設計に関する知識が求められていることなどです。
そこで、組込みソフトウェア開発技術研究会(CEST)では、C言語ベース設計
と高位合成技術の基礎を理解するとともに、C言語ベース設計を支援するツー
ルを紹介する技術セミナーを企画いたしました。奮ってご参加くだされば幸い
です。
◆日 時:2003年1月29日(水)10:00〜17:20
◆場 所:豊橋商工会議所 9Fホール
JR/名鉄豊橋駅から徒歩 7分
豊橋市花田町字石塚42-1 TEL.0532-53-7211
http://www.toyohashi-cci.or.jp/gaiyo_bill/index.html
◆主 催:組込みソフトウェア開発技術研究会(CEST)
http://www.ertl.jp/CEST/
◆共 催:豊橋商工会議所 電子産業部会
◆定 員:100名
(先着順にて受付。定員になり次第締め切らせていただきます。)
◆参加費用:(1)主催・共催団体会員:3,000円/人(資料代を含む)
(2)一 般:8,000円/人(資料代を含む)
(3)学 生:1,000円/人(資料代を含む)
◆懇親会費:3,500円(予定)
セミナー終了後(17:30〜)に、講師をお招きして懇親会を
予定しています。
◆申込方法:下記申込書に必要事項をご記入のうえ、Eメール又はFAXにて
CEST事務局宛にお送りください。
◆支払方法:セミナー参加費につきましては、セミナー前日までに指定口座に
振り込み(振込手数料をご負担願います)、または当日現金にて
支払いをお願いします。懇親会費は当日現金にて承ります。
(つり銭のないようにご用意願います)
+------------------------------------------------+
振込先:UFJ銀行豊橋支店 普通預金 No.1700939
組込みソフトウェア開発技術研究会
+------------------------------------------------+
請求書が必要な場合には発行致します。お申し出ください。
■■■ プログラム ■■■
プログラム
9:30〜 受付開始
10:00〜13:00 「C言語によるLSI設計 〜動作合成の原理と動向〜」
講 師:冨山宏之 氏((財)九州システム情報技術研究所)
概 要:近年、C言語(あるいはCの拡張言語)を用いてLSIを設計する、
所謂「Cベース設計」が注目を集めている。
本講演では、まず、現在乱立している拡張C言語について簡単に
サーベイを行う。
その後、(拡張)C言語によるアルゴリズム記述からLSIの
回路構造を自動的に合成する「動作合成(高位合成)」と
呼ばれる技術について、その原理を解説し、動作合成ツール
(ソフトウェア)の動向を紹介する。
13:00〜14:00 昼食
14:00〜15:00 「Handel-Cによるハードウェア設計と事例」
「Software compiled System design - Handel-Cによるハードウェア設計 -」
講 師:大原隆広氏(日本セロックシカ(株)技術部)
概 要:Handel-C概要及び開発事例、実際にエンジニアがHandel-Cを
導入するときの注意点について解説し、開発ボードを使用した
デモンストレーションも行う。
「Handel-C導入によるソフトウェアデバイス開発事例紹介」
講 師:舘 伸幸氏
(NECマイクロシステム(株)
システム事業部システム第3グループ)
概 要:車載用バックモニタ装置をターゲットに、純粋なソフトウェア
技術者がハードウェア開発にトライアルした事例について
紹介する。
15:00〜15:10 休憩
15:10〜16:10 「動作合成ツールCyberを用いたC言語ベースシステムLSI設計
手法」
講 師:山内 宗氏
(日本電気(株)マルチメディア研究所 システムCAD)
概 要:C言語で記述されたアプリケーションプログラムからRTL記述を
自動合成する動作合成ツールCyberの概要、Cyberを用いた
設計事例、及び協調検証環境について紹介する。
16:10〜16:20 休憩
16:20〜17:20 「ANSI-C からの HW 合成」
講 師:木下 智雄氏
((株)ソリトンシステムズ
LSI システムオペレーション SOC 技術推進部 課長)
概 要:現在多くの C 言語から HW を合成する技術が検討されている。
しかしながら HW を合成するためには、多くの合成ツールが
行なっているように言語拡張や合成指示子を用いることが多く、
既存の C 言語で書かれたアルゴリズムをそのまま使用する
ことが難しいとされてる。本講演では、ANSI-C に手を加える
ことなく容易に HW を合成できる手法を紹介する。
17:20 閉会
17:30〜 懇親会(希望者)
■■■ 講師ご紹介 ■■■
■冨山宏之(とみやま ひろゆき)氏
(財)九州システム情報技術研究所
1999年3月に九州大学・博士後期課程を修了(工学博士)。
同年4月より、客員研究員としてカリフォルニア大学アーバイン校に勤務。
2001年4月より現在まで、研究員として(財)九州システム情報技術研究所
に勤務。
九州大学の客員助教授、および、(株)半導体理工学研究センターの
研究員を兼務。
学生時代より一貫して、LSIの上流設計技術、コンパイラ技術等の研究に
従事。
■大原隆広(おおはら たかひろ)氏
日本セロックシカ(株)技術部
Celoxica入社前は様々な家電メーカの製品プロジェクトに参加。
Celoxica入社後はHandel-Cの普及に努める一方、お客様のシステム開発
ソリューションを提供している。
■舘 伸幸(たち のぶゆき)氏
NECマイクロシステム(株)システム事業部システム第3グループ
ICEの設計を経て、現在組み込み系ソフトウェアエンジニア/
プロジェクトマネージャ。主に中部地区のお客様を中心に活動中。
■山内 宗(やまうち つかさ)氏
日本電気(株)マルチメディア研究所 システムCAD
1964年生。1986年東京大学工学部電子工学科卒業。1988年同大学院工学系
研究科情報工学専攻修士課程修了。 同年日本電気(株)入社。現在、
同社マルチメディア研究所システムCADにて、上流CADの研究に従事。
■木下智雄(きのした ともお)氏
(株)ソリトンシステムズ
LSI システム オペレーション SOC 技術推進部
1997年ごろより米国UCIrvine大学の研究テーマの一つであったIPの
ベースの高位合成ツール(YXI社XE)の担当になり、さらに1999年後半より
同大学で研究されていたSpecCに関するビジネスに関係するようになる。
現在は、SpecCコンソーシアムなどでSpecC言語の推進と、その言語の技術を
活用したVisualSpec(株式会社インターデザイン・テクノロジー製品)や
eXCite(YXI社)にも関係し、システムからの高位合成環境に関係した業務
を行なっている。
■■■ 参加申込書 ■■■
---------------------- cut here ------------------------------
【第5回CEST技術セミナー参加申込書】
組込みソフトウェア開発技術研究会事務局行
E-mail:cest-office @ tsc.co.jp FAX:0532-44-1122
参加者氏名:
会社名・団体名:
所属・役職名:
TEL:
FAX:
E-mail:
懇親会: 出席 欠席(該当を残してください)
会員種別: CEST 電子産業部会 一般 学生
(該当を残してください)
請求書発行: 必要 不要(該当を残してください)
請求書送付先住所:〒
(必要な方のみ記入)
---------------------- cut here ------------------------------